気象庁は5月6日、箱根山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)へ引き上げた。箱根山の火山活動が高まっており、小規模な噴火の可能性があるという。
これを受けて、地元の箱根町は6日午前6時すぎ、大涌谷周辺に避難指示を発令。箱根ロープウェイを全線運休にしたほか、県道734号線の大涌谷三差路から大涌谷方面への通行を禁止し、姥子~大涌谷間の自然探勝歩道を閉鎖した。
箱根山の噴火警戒レベルが2となるのは初めて。箱根山では4月26日から火山性地震が増加しており、5月5日には震度1を観測する地震が3回発生したことなどから、気象庁では、箱根山では火山活動が更に高まっていると考えられるとしている。このため小規模な噴火が起こる可能性があり、飛散する大きな噴石や火山灰に警戒・注意が必要だという。
NHKニュースによると、気象庁火山課の北川貞之課長は6日午前8時からの記者会見で、「5日夜9時すぎに起きたマグニチュード2を超える地震は一連の地震活動の中では規模が大きく、震源の深さが5キロぐらいと、これまでよりも深い場所で起きた。より高温の火山ガスなどが上がってきているなど、これまでとは違うことが地下深くで起きている可能性があると考え、火口周辺警報を発表した」と説明した。
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