ハフィントンポストUS版が5月9日に設立10周年を迎えるにあたり、アメリカのニューヨークで7日、ハフポストの各国版の編集長らを集めた記念イベントが開かれた。
ハフポスト創業者のアリアナ・ハフィントン氏は、開催中の国際デジタルカンファレンスのDLD(デジタル・ライフ・デザイン)会議で、10年間で日本版やドイツ版など世界13カ国・地域にまで国際展開し、月間訪問者数が全体で2億1400万人に達したことを明らかにした。2015年中にもライフスタイルの記事を中心とした中国版を設立する方針も示した。
ハフィントン氏は「10年前の5月9日の月曜日に私たちはスタートした。反応はまちまちだった。私が記憶する限り、評論家の多くは長くは続かないだろうと見方で一致していた」と振り返った。
ハフィントン氏は10周年を記念し、今後10年を見据えた企画「The Next 10」を発表した。アメリカ連邦通信委員会(FCC)のジェシカ・ローゼンウォーセル委員ら向こう10年間の活躍が見込まれる各界のリーダーのプロフィール記事を掲載。スマートフォンのデザインを変更したほか、各国版が容易に切り替えて読めるiOS向けアプリ「Hoffpost Realtime」をリリースしたことを明らかにした。
ハフポストのコーダ・マイク・ウォン最高執行責任者(COO)によると、今後の国際戦略としては、7月末にトルコのイスタンブールとロンドンを拠点したアラビア語版、8月にオーストラリア版をそれぞれ設立する予定。さらに2015年10-12月期にメキシコ版と中国版をローンチし、合計世界17カ国・地域のサイトに増やす予定。
ハフポストの10周年を記念し、マンハッタン中心にあるエンパイア・ステート・ビルでは7日、同社のカンパニーカラーとなっている緑色が点灯された。
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