サファリパークで女性がライオンに襲われる 開いていた車の窓

南アフリカのヨハネスブルグ北部ハウテング州にあるサファリパーク「ライオン・パーク」で6月1日、アメリカ人の女性観光客がライオンに襲われて亡くなった。

南アフリカのヨハネスブルグ北部ハウテング州にあるサファリパーク「ライオン・パーク」で6月1日、アメリカ人の女性観光客がライオンに襲われて亡くなった。AP通信が報じた。

地元のニュースサイト「アイウィットネスニュース」によると、女性と別の同乗者は、車の窓を開けてパーク内を運転していたという。ライオンは、車内に侵入して女性を殺害した。同乗者も重傷を負った。

ライオン・パークの担当者はすぐにコメントしなかったが、アイウィットネスニュースが女性の死亡を確認した。

「キャンプの上部にいたスタッフが車からライオンを捕獲して出そうとしていました。救急車はすぐに呼びましたが、間に合いませんでした」。ライオン·パークのアシスタントオペレーションマネージャーのスコット·シンプソン氏は、イギリスの「ミラー」紙に語った。「救急隊が現場に到着し、女性を蘇生しようとしましたが、救えませんでした」

シンプソン氏はミラー紙に、動物が人を襲って死亡させることは「めったに起こりません」と述べた。

「私たちはライオンパーク内を運転中は、常に車の窓を閉めておくよう表示した標識をたくさん設置しています。公園を訪れるすべての来園者にパンフレットを配布しています。私は、なぜ窓を開け放しておいても大丈夫だと思うのか理解できません」

「動物をもっとも近くで見られる」ことを観光客に保証しているサファリパークでは、来園者が自分でパーク内を運転することができる。ウェブサイトによると、 ライオン・パークでは、電気自動車でガイドとドライブサービスも行っている。

ライオン・パークには、珍しい白いライオンを含む85頭以上のライオンがいるが、動物保護区でも動物園でもない。

地元メディアによると、このサファリパークでは2015年に入って動物が人を襲う事件が3件発生している。3月には、 今回と同じく窓を開けたまま公園内を運転していたオーストラリア人男性がライオンに襲われた。男性は命を取り留めている。

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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