世界初の彗星着陸に2014年11月に成功した後、内蔵電池が切れて交信が途絶えていた小型探査機「フィラエ」が約7カ月ぶりに復活した。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が6月14日に発表した。47NEWSなどが報じた。
フィラエを搭載していた探査機「ロゼッタ」を経由し、フィラエからの85秒間の信号を地上で受信した。ESAは、稼働再開の準備ができたとみている。
フィラエは昨年11月、火星と木星の間にあるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸。彗星のごつごつした表面が鮮明に写った画像を撮影し、初期の観測データを地球に送った。だが内蔵電池が切れて2日余りで休眠状態になり、太陽光発電による充電を試みていた。
(彗星着陸機7カ月ぶり復活 欧州宇宙機関 - 47NEWS 2015/06/14 22:44)
ロゼッタは2004年、ESAによって打ち上げられた。
フィラエの復旧後、公式Twitterアカウントでも書き込みが再開され、「ハロー地球!聞こえますか」とツイートした。
ESAは自身のTwitterで、フィラエが復活した様子のユーモラスなイラストを公開した。
チュリュモフ彗星は現在、火星の公転軌道付近にあり、8月13日に太陽に最接近する際は、火星と地球の軌道の間を通るという。
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