サウスカロライナ州チャールストンの教会で銃が乱射され、男女9人が死亡した事件から初めての週末を迎えた6月20日と21日、現場となったアフリカ系アメリカ人が通うエマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会では、犠牲者を追悼するデモが行われた。
ディラン・ルーフ容疑者(21)は南北戦争時の南部連合の旗を信奉していたという。1861年から4年にわたってアメリカを二分した南北戦争は、奴隷制維持を目指す南部と、解放を主張する北部が争った。南北戦争は北部が勝利したが、南部における人種差別は根深く、マーティン・ルーサー・キング牧師の公民権運動の舞台となったほか、白人警官による黒人男性の射殺事件が相次ぐなど、尾を引いている。
市庁舎では未だに南北戦争時の南部連合の旗が掲げられており、「旗を降ろせ」と抗議する人たちが集まった。
犠牲者の遺族らは「赦し」の言葉を口にし、犯行の直接の原因、ヘイト――憎しみと闘っている。
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