民主党の岡田克也代表と共産党の志位和夫委員長が9月25日、安全保障関連法の廃止を目指し、2016年に行われる参院選の選挙協力などをめぐって会談する。岡田氏は「安全保障関連法を白紙に戻すことがわれわれの行動目標だ。具体的には参議院選挙、衆議院選挙で結果を出して、政権交代をするということに尽きるので、そのために全力を挙げていきたい」などと話した。NHKニュースなどが報じた。
共産党は19日、安保法廃止に向けて野党が共闘する「国民連合政府」を提案。安保法を廃止するには「国会で廃止の議決を行うことが不可欠」として、「すべての政党・団体・個人が、思想・信条の違い、政治的立場の違いを乗り越えて力をあわせ、安倍自公政権を退場させ、立憲主義・民主主義・平和主義を貫く新しい政治をつくろうではありませんか」と呼びかけていた。
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この提案に対し、岡田氏は20日、「かなり思い切った提案で、注目している」とコメント。2009年の衆院選で、共産党が小選挙区候補を全体の約半数に絞った経緯に触れ、「わが党にとっては大きなプラスがあった」と述べた。
岡田氏は24日、民主党最大の支援組織である連合の古賀伸明会長と東京都内で会談。共産党の提案について「候補者の競合を避ける意味は大きく、中身を詰めたい」などと話した。また、共産党とは各種政策において隔たりがあることにも触れ、会談で直接「果たして現実味があるのか、まず、共産党が何を考えているのかよく聞いてみたい」と語った。
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