妻夫木聡、山田洋次監督の無茶振りでピアノ特訓「ショパンを弾いて」
俳優・妻夫木聡が19日、都内で行われた映画『家族はつらいよ』(3月12日公開・山田洋次監督)完成披露試写会に出席した。同作でピアノの調律師役を演じた妻夫木は「監督に『君にショパンを弾いてもらいたい』と言われて…。冗談だと思ったら本気だったみたい」と“無茶振り”を告白。全くのピアノ未経験者であったが「そこから1ヶ月半練習した。僕のピアノ姿があるので笑ってあげてください」と客席に呼びかけた。
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2013年に公開された山田監督の『東京家族』で一家を演じた8人のキャストが再集結し、結婚50周年を迎える夫婦に起きた突然の離婚騒動を喜劇として描く同作。そもそも「『東京家族』と同じようなキャラ設定でいく予定だった」という妻夫木だったが、本読みも終わった夜に、山田監督から電話で役柄を変える旨を伝えられたといい「夜22時に電話に『山田洋次監督』と表示された時はびっくりした。あんなにびっくりする電話は和田アキ子さん以来」と笑わせた。
タイトルにかけて「つらいこと」を聞かれると「ショパンはつらいですね~、びっくりしました。携帯で『ノクターン』を聴いてみたら、みんな他人事だと思って大笑いする。僕は笑えなかった」とがっくり。それでも「しっかりやれたかどうかはわからないけど、お褒めの言葉をもらいました」と胸を張ると、山田監督から「立派なものですよ」と太鼓判を押されていた。
このほか橋爪功、吉行和子、西村雅彦、中島朋子、林家正蔵、蒼井優が登壇した。
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