2015年、世界はこんなに最悪なパスワードを使っていた

未だに単に破れるパスワードを使っている。
A male hand grabbing the word 'PASSWORD' on a computer screen with binary code.
A male hand grabbing the word 'PASSWORD' on a computer screen with binary code.
Daniel Sambraus via Getty Images

メールやオンラインショッピングにどんなパスワードを使っているだろうか? まさか「1234」? ハッカーの手口は日増しに巧妙になっている。個人情報を守るために、安全性の高いパスワードを使わなければいけない。

しかし、未だに多くの人が単に破れるパスワードを使っているようだ。ネットセキュリティサービス会社「スプラッシュデータ」が発表した「2015年ワーストパスワード」によると、世界中で最も使われているのは、びっくりするほど簡単なパスワードだ。

このランキングは、2015年に流出したパスワードをまとめたもの。一番使われたパスワードは「123456」で2位は「password」だった。この2つは2011年にリストが発表されて以来、ずっと1位と2位の座を守り続けている。「大勢の人たちが、危険なパスワードを使い続けている」とスプラッシュデータ社は伝える。

この他にも「welcome」や「111111」といった簡単な言葉や数字の組合せが並ぶ。また、2015年は新たに「starwars」「princess」「solo」といったスターウォーズ関連の言葉がランクインした。

トップ25は次の通り。

  1. 123456
  2. password
  3. 12345678
  4. qwerty (キーボード上の左上にある横配列)
  5. 12345
  6. 123456789
  7. football
  8. 1234
  9. 1234567
  10. baseball
  11. welcome
  12. 1234567890
  13. abc123
  14. 111111
  15. 1qaz2wsx (キーボード上の左上にある縦配列)
  16. dragon
  17. master
  18. monkey
  19. letmein
  20. login
  21. princess
  22. qwertyuiop
  23. solo
  24. passw0rd (アルファベットの"o"の代りに数字の"ゼロ"が使われている)
  25. starwars

「ランキングを公表することで、安全性の低いパスワードが危険であることを知ってもらい、パスワード対策を取ってほしいと願っています。一番いいのは、ウェブサイトごとに違うパスワードを使用することです」と、スプラッシュデータのモーガン・スレインCEOは述べている。

専門家によれば、パスワードの安全性を高めるためには、以下の3つが大切だ。

・わかりやすい単語や数字の並びを避ける。

・長くする(12文字以上)。

・数字・アルファベット・記号を組み合わる。

また、定期的なパスワードを変更も大切だ。パスワード自動作成ツールや管理ツールを利用するのもいいだろう。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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