東京都杉並区の商店街で、サンバのイベントの最中に火炎瓶のようなものが投げ込まれ、1歳の女児を含む15人がけがをした。
朝日新聞デジタルによると、8月7日午後7時半すぎ、東京都杉並区久我山5丁目にある京王井の頭線富士見ケ丘駅前の商店街で「七夕まつり」のサンバイベントの最中、「火炎瓶が投げ込まれた」と110番通報があった。
現場に居合わせたとみられる人物が、発火の瞬間をYouTubeに投稿していた。
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産経ニュースは高井戸署などの情報として、近くの3階建て住宅から火炎瓶のようなものが投げ込まれ、1歳の女児を含む男女15人がやけどなどのけがをしたが、命に別条はないと報じている。現場からはスプレー缶や、少量の油の入った瓶がみつかったという。また、近くに住む派遣社員の68歳男性の、以下のような証言も伝えている。
パレードの最後尾を狙って、男が上から無言で瓶を投げてきた。最初は何を投げたか分からなかったが、路上に2メートルくらいの火柱が上がり、逃げなくてはと思った
ほぼ同時刻に、この建物で火災が起きたが、中で60代の男性が首をつっており、心肺停止の状態で発見されたと、NHKニュースが伝えた。
現場に居合わせたNHK職員によると、火の手は合わせて3回上がったという。現場の混乱した状況を以下のように証言している。
中には火が服や靴に燃え移ったとみられる子どもや大人もいて、現場は救急車や消防車が駆けつけ、大きく混乱した様子だった