ドイツ新大統領にシュタインマイヤー氏 外相など歴任
ドイツの連邦会議は12日、新大統領にフランク・ワルター・シュタインマイヤー氏(61)を選出した。就任は3月19日付で、戦後ドイツの12代目の大統領となる。
シュタインマイヤー氏は社会民主党(SPD)の政治家。2005年までのシュレーダー政権で連邦首相府長官を務め、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)との連立政権下では2度にわたって外相を務めた。
イランと欧米との核合意に尽力したほか、ウクライナ問題でも最前線で交渉にあたった。米大統領選挙中にトランプ氏を「憎しみの伝道師」などと批判し、注目を集めた。
今回の選出では、ほかに左派党や、ドイツのための選択肢(AfD)などから4人が立候補したが、シュタインマイヤー氏が1回目の投票で過半数を得た。大統領の任期は5年で、1度だけ再選が許される。ガウク現大統領は、1期での退任となる。(ベルリン=高野弦)
(朝日新聞デジタル 2017年02月12日 23時10分)
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