巨人・山口俊、暴行疑惑で先発取りやめ 最悪のタイミングでチームに水差す

プロ野球巨人の山口俊投手が、酒に酔った状態で都内の病院で暴れるなどのトラブルを起こした疑いがあるとして、予告先発投手として発表されていた18日の中日戦の先発を回避した。
時事通信社

プロ野球巨人の山口俊投手(30)が7月18日、予告先発となっていた中日戦(ナゴヤドーム)の登板を取りやめた。都内の病院で扉を壊したり、警備員に負傷させた暴行トラブルの疑いが発覚したため。朝日新聞デジタルなどが報じた。

球団によると、山口投手は30歳の誕生日の今月11日未明、東京都内の飲食店で友人と酒を飲んでいた時に、ガラスで右手甲を負傷。酔った状態で東京都内の病院に行き、施設内の扉を壊したり、男性警備員を負傷させたりした疑いがあるという。球団は事実関係で不明な点が多く、経緯を含めて調査している。試合での起用については、当面見送る方針という。

DeNAからFA移籍した山口投手は今季、ここまで4試合に登板して1勝1敗、防御率6・43。17日にはナゴヤドームで登板前日の調整を行っていた。

 

巨人の山口俊投手、酔って警備員負傷させた疑い:朝日新聞デジタルより 2017/07/18 18:58)

球団はこうした事態を18日になって把握。引き続き調査を続けるとしている。

病院側と警備員からは器物損壊と傷害の疑いで被害届が出され、受理されている。警備員は胸や腰の打撲だという。

18日は山口の代わりに急遽、高木勇人投手(28)が先発したが、巨人は1-6で敗れた。巨人はここ10試合で8勝2敗と復調ムードだったが、連勝は4でストップ。チームに水を差す結果になった。

山口は1月に右肩を痛め、移籍初登板は6月までずれ込んだ。スポニチの巨人担当キャップ・川島毅洋記者は記事の中で「FA選手として戦力になれなかった悔しさは、マウンドで晴らす以外になかったはずだ」と指摘、さらに「今回の暴行トラブルの疑いは、球団の監督責任以前の問題だろう」と記した。

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