キャビンアテンダントが、一番頼んで欲しくない飲み物は何?

機上の悩みの種は、シュワシュワしたあの飲み物。
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クイズです。飛行機でキャビンアテンダントを悩ます飲み物は何?

答えはダイエットコーラ。キャビンアテンダントによるブログ「These Gold Wings」には、「ダイエットコーラは普通のコーラより泡立つのでスムーズに注ぐのが難しい」と書かれている。

また、アメリカン航空のキャビンアテンダント、ヘザー・プールさんも自著でこう嘆く

「ダイエットコーラは、キャビンアテンダントが乗客に提供する飲み物の中で、一番イライラするものです。ダイエットコーラを1つのカップに注ぎ終える間に、別の飲み物なら列全員の乗客分を注ぎ終えることが出来ます」

「夢に見たことまであります。いつまでも注ぎ終わらないダイエットコーラを、着陸する前に必死に注ぎ終えようとしている......」

そんな機上の悩みの種、ダイエットコーラだが、上手く注ぐコツがあるらしい。上記のブログ「These Gold Wings」では、動画で注ぎやすい方法を紹介している。

氷を入れたカップへ普通に注ぐと、なかなか泡が減らない。缶の上にカップをかぶせてひっくり返すと......。

ただ、ダイエットコーラが泡立つのは上空だけではないようだ。「なぜダイエットコーラは普通のコーラより泡立つの」 という質問が、ネット上のあちこち見られる。それに対して、ダイエットコーラは砂糖が入っていなくてさらさらしているから、泡が長く残るのはないか、という仮説を立てている人もいる。

ハフポストUS版がコカコーラの広報に確認したところ、詳しい理由は教えてくれなかったが、ダイエットコーラに使われている原料がより泡立つ原因だと述べた。

「炭酸を含む飲み物がどれだけ泡立つかは、原料と注ぐときの標高に関係しています」

さらに、氷も原因の1つになるようだ。「一般的に、常温で氷の入ったコップに注ぐと、泡が増えます」と広報担当者は説明した。

ちなみに、この現象はダイエットコーラだけでなく、ダイエット系飲料の全てで起きるという。サウスウエスト航空のキャビンアテンダント、ステファニー・マイケルさんはこう話す。

「ダイエット系やゼロカロリーの炭酸飲料は、普通の炭酸飲料よりも泡立ちます。だけどもちろん、お客さんに求められて腹を立てるようなことはありません。どの炭酸飲料を、どの角度でどれくらいのスピードで注げばいいかは、やっているうちにすぐわかるようになります」

ダイエットコーラを頼むと缶ごとくれる航空会社もある(くれなくても、頼むと缶ごとくれる会社もある)。こんど飛行機に乗ったら、自分で試してみてもいいかも。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。