インドネシア政府は9月22日、バリ島東部にあるアグン山が噴火するおそれがあるとして、警戒レベルを最も高いレベル4に引き上げ、避難勧告を出した。火口から半径9キロ以内などへの立ち入りを規制している。ロイター通信などが報じた。
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アグン山では、8月以降、火山性地震が増加しており、15日にはレベル2に、19日にはレベル3に、警戒レベルが引き上げられていたばかりだった。
避難区域は警戒レベルの引き上げに応じて拡大されてきたが、22日現在では空港などは閉鎖されておらず、市民に大きな混乱は見られない。バリ島のデンパサールにある日本総領事館は、バリ島に在住する日本人や滞在している観光客に対し、関連情報の収集と安全の確保を呼びかけている。
■アグン山とは
アグン山はバリ島の最高峰で、「火の神の宿る山」を意味する山だ。じゃかるた新聞によると、バリ・ヒンドゥーの聖地として知らており、ヒンドゥー教徒だけでなく、外国人観光客も訪れる観光名所になっているという。
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これまでにも度々噴火しているが、前回の1963年には、約1100人が死亡した。
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