スタッフ全員が女性の飛行機が、空を飛んだ。全員女性ということは、もちろんパイロット2人も女性だ。
アメリカの航空会社「サウスウエスト航空」は、新しく導入した小型ジェット機ボーイング737 MAX8で初となる「女性だけのフライト」をしたとTwitterで報告した。
サウスウエストのボーイング737Max8初となる「全員女性」のフライトです。! セントルイスからサンフランシスコへのフライトの前に撮影しました
サウスウエスト航空の担当者は「その日、クルー全員が女性だということに気付いたスタッフが写真を撮影した」とハフポストUS版の取材に答えた。
航空業界での人材育成支援をするNPO団体「ウーマン・イン・アビエーション・インターナショナル」によると、アメリカで女性のパイロットは全体のわずか6.7%。この数字を考えると、パイロットも含めて全員女性の写真はとても珍しいと言える。
ただ、サウスウエスト航空はこれまでも女性活躍に力を入れてきたという。
同社によれば、前社長のコリーン C. バレット氏は、大手航空会社初の女性社長だった。また他のタイプの飛行機でも、意図せずに女性だけのフライトをしたことがあるという。そして2017年には、ウーマン・イン・アビエーションを通して、航空業界でのキャリアを築こうとしている5人の女性に3万3500ドル(約380万円)を寄付した。
サウスウエスト航空のツイッターに対して皮肉めいたコメントをしている人もいるが、同社のアカウントは機転の利いた返答をしている。
「もしこれが、全員男性のフライトだったら、祝ったりしないだろう」
サウスウエスト航空「そうですね。全員男性のフライトは、これまで何度もありますから」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
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