群馬県の草津国際スキー場で1月23日午前10時頃、雪崩が発生し、複数人が巻き込まれたと吾妻消防本部に119番通報が入った。毎日新聞などが報じた。
NHKニュースが防衛省の情報として伝えたところによると、付近で訓練中の陸上自衛隊員6人が、雪崩に巻き込まれた。雪崩で1人が行方不明になっており、捜索が行われている。このほか、あわせて14人がケガをしているという。
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気象庁によると、この日の午前9時59分ごろ、長野県と群馬県の県境にある草津白根山が噴火したもようだ。雪崩との関係は不明。
草津白根山付近のスキー場のレストハウスにいた複数人が、噴石にあたってけがをしているという。気象庁は午前11時50分、草津白根山に入山規制を示す「噴火警戒レベル3」の火口周辺警報を発表した。
草津国際スキー場の公式Twitterはこの日の午前7時41分、前日からの降雪で、「ゲレンデコンディションは今季最高」の状態だとツイートしていた。
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【UPDATE】(2018/01/23 22:27)
共同通信によると、政府や群馬県災害対策本部は「麓にある草津国際スキー場で、噴石などによって1人が死亡、11人が重軽傷を負った」と発表した。
死傷者については、陸上自衛隊が、スキー場で訓練中だった男性陸曹長(49)が死亡したと明らかにした。別の隊員7人も負傷し、うち2人は重体で緊急手術を受けた。当初は雪崩に巻き込まれたとしていたが、噴石による被害だったとみている。
(噴石で訓練中の陸自隊員1人死亡 草津白根山の噴火、11人けが - 共同通信より 2018/1/23 19:58)