俳優の阿部寛さん(53)が2月8日、台湾で開かれたイベントに出席し、6日に台湾東部で発生した地震の被災者のために約1000万円を寄付すると表明した。台湾の蘋果日報などが報じた。
台湾東部・花蓮県沖の沿岸で起きた地震は、9日夜までに12人の死亡が確認されており、5人の安否がわかっていない。現地では今も救出活動が続いている。
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阿部さんは地震発生の2日前から台北市内のホテル滞在しており、地震に遭遇したという。
イベントに出席した阿部さんは、地震の犠牲者や行方不明者、負傷者に向けて「非常に悲しい思いです」と心境を明かし、「現場で救出作業に当たっている方々、頑張ってほしいと思いますし、1日も早いみなさんの平穏な生活が戻ることをお祈りいたします」と気遣った。
また、「東北の大震災の時にも台湾の皆さんから多大なるご支援をいただいた」と東日本大震災発生後に台湾で起きた義援金活動にも言及。「日本人の誰もが感激し、感謝しています」と感謝の思いも明かした。
その後、イベント関係者から地震の話を控えるよう伝えられ、「しない方がいいの?」と困惑する一幕もあった。
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蘋果日報の公式Facebookに投稿された動画のコメント欄には、「最高のエンターテイナーだ」など感謝の声があがっている。また、阿部さんが古代ローマ人を演じた映画『テルマエ・ロマエ』が台湾でもヒットしたことから、「ありがとうローマ人(謝謝羅馬人)」と阿部さんを「ローマ人」に例えたコメントもあった。