豪雪地・山形県大蔵村にある肘折(ひじおり)温泉が、「ドカ雪」フィーバーにわいている。
肘折温泉は、開湯1200年を超す山里の小さな温泉だ。20軒ある旅館はどこもかけ流しで、豊富な湯量が自慢だ。
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正月休み以降の閑散期を盛り上げようと、3年前から「ドカ雪・大雪割」キャンペーンが始まった。
積雪が過去最高の415センチを超えた場合、1泊分を無料にするという太っ腹企画を打ち出したところ、今冬はこの数日の大雪で2月13日午後9時時点で445センチまで積もり、過去最高を更新。このため、14日の1泊分が無料になった。
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記録更新を受け、14日の宿泊が無料になると協会などで告知したところ、およそ1日で首都圏など約70人から新たに宿泊予約があったという。
ただ、無料宿泊は、積雪の過去最高を更新しないと実現しない。積雪量は、13日午後9時の445センチ以降、徐々に減り、14日午後3時時点で407センチまで下がった。
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14日観光協会によると「今日は雪がやみ、午後3時時点で445センチは超えなかったので、15日は無料ではありません」。ただし、今週後半は降雪の見込みと予報されている。
豪雪地だが、除雪はまめにしっかり。
キャンペーンでは、宿泊前日午後3時までの24時間降雪量が30センチ以上だと降雪量に応じて1人500~2000円の宿泊を割引しているほか、一部旅館の入浴料も100~400円割引している。期間は3月11日まで。