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2018年03月14日 10時00分 JST | 更新 2018年03月14日 11時07分 JST

ティラーソン国務長官を電撃解任 トランプ大統領「考え方が異なっていた」

以前から北朝鮮との対話路線を模索。米朝首脳会談の事前交渉に意欲を示していたが…

レックス・ティラーソン国務長官(2017)
Francois Lenoir / Reuters
レックス・ティラーソン国務長官(2017)

アメリカのトランプ大統領は3月13日、レックス・ティラーソン国務長官を解任し、後任にマイク・ポンペオCIA長官を任命することをTwitterで発表した。

(日本語訳)「マイク・ポンペオCIA長官が新しい国務長官になる。彼は素晴らしい仕事をするだろう!レックス・ティラーソン、これまでの貢献ありがとう!これからはジーナ・ハスペルが、女性初のCIA長官となる。皆さんおめでとう!」

■以前から北朝鮮との対話路線を模索していたが...

ティラーソン氏はトランプ大統領が就任する直前、2016年12月に国務長官に指名された。

朝日新聞デジタルによると、トランプ大統領は北朝鮮に対し軍事的行動を排除することなく、最大限の圧力をかける強硬な路線をとってきた。

対話路線を模索するティラーソン氏を「時間の無駄」と酷評したこともあったという。

一転して米朝首脳会談の受け入れが決まった時、ティラーソン氏はアフリカを訪問中。12日には、首脳会談に向けた事前交渉についてナイジェリア国内で「とても初期の段階だ」と述べるなど、自ら交渉にあたる考えを示していた。しかし、その翌日に電撃解任された。

■大統領への感謝の言葉はなく、無念にじませる

ブルームバーグによるとトランプ大統領は13日、ホワイトハウスで記者団に対し、ティラーソン長官とはイランとの核合意を含む重要な問題について意見の不一致があったと説明した。ティラーソン氏は「考え方が異なっていた。レックス(ティラーソン氏)は今、ずっとハッピーだと思う」と加えた。

ティラーソン国務長官も同日、国務省で記者会見し、14日以降、ポンペオ氏が就任するまでサリバン国務副長官が代行を務めると明らかにした。31日付で退任するという。

新長官体制への「整然とした円滑な移行が重要だ」と訴えたが、トランプ氏に対する感謝の言葉はなかった。突然の解任への無念さをにじませた格好だ。