宇多田ヒカル、大雪原でのCM撮影中に、新曲の歌詞ひらめく「長い冬が終わる瞬間…」

「撮影現場が極寒の地だったからこそ…」

宇多田ヒカル、大雪原で歌詞ひらめく「長い冬が終わる瞬間...」

シンガー・ソングライターの宇多田ヒカルが、今年第1弾となる配信シングル「Play A Love Song」を25日にリリースすることが決定した。同曲は、24日からオンエアされる本人出演の「サントリー 南アルプススパークリング」テレビCM曲として書き下ろした。

サントリーのテレビCM出演は3作目。2016年は南アルプス、17年は奥大山で登山に臨んだが、今回は「サントリー 南アルプススパークリング」のボトルにも描かれているような雪山、一面に広がる大雪原が舞台となった。撮影スタッフは同じ顔ぶれで行われ、監督と顔を合わせた宇多田は開口一番、「なんか私たち、過酷なところでしかお会いしませんね」とあいさつしたという。

3月上旬の撮影時点ではCMに提供する新曲の歌詞は完成しておらず、宇多田はメロディーをハミング。しかし、撮影最終日の3日目終盤になって「昨晩歌詞が一部できたので、その部分だけもう一度撮影させてほしい」と自らリクエストし、「♪長い冬が終わる瞬間...」と生まれたての歌詞を口ずさんだ。

宇多田は「歌詞がまだ断片的にしかなかった中、撮影中に『長い冬が終わる瞬間』という言葉が出てきました。撮影現場が極寒の地だったからこそ、その先にある、長い冬が終わる瞬間に思いを馳せられました。前作『Fantome』が緊張感のあるアルバムだったので、次のアルバムが生命力や解放感に向いていることにもつながったように思います」と語っている。

また、大雪原での撮影については「雪原でキャンプをしているような内容になると伺って、『楽じゃん今回!』と思いながら来てみたら、今まで経験した中で一番ハードな撮影で、雪国の過酷さを思い知らされました。でも、こんなにきれいな新雪の上を自由に走り回ったり転げまわったりはなかなかできないので、めいっぱい楽しみました。サントリーさんのCM撮影はいつも印象深いんですが、同じチームで頑張る三度目のハードロケとなった今回は特別な思い出になりそうです」と振り返った。

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