THE ALFEEリーダー・高見沢俊彦、初小説『音叉』がたちまち重版

小説「音叉」のタイトルに込めた想いとは?
「THE ALFEE」公式サイトより画面キャプチャ。
「THE ALFEE」公式サイトより画面キャプチャ。
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高見沢俊彦、初小説がたちまち重版 サイン会にファン感激

THE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦が18日、都内で初小説『音叉(おんさ)』の発売記念サイン会を開催した。

「高見澤俊彦」(高=はしごだか)名義で執筆した初小説『音叉』は、文芸誌『オール讀物』(文藝春秋)で2017年9月号から今年4月号まで4回にわたって不定期連載されたものを書籍化し、7月13日に出版した。

この日のイベントには、購入者の中から抽選で選ばれた約200人が参加し、高見沢が著書に読者一人ひとりの名前とサインを入れた。ミュージシャンのときとは異なるサインに感激するファンや、この小説で高見沢を知り「THE ALFEEは勉強中です」という作家・高見澤俊彦のファンも訪れた。

囲み取材ではタイトルの意味について「音叉というのはチューニングに欠かせないものなんですが、今は使う人も少ないないですよね。『音叉』というタイトルは、ネットのない時代は、友達でも恋人でも今ほど簡単につながれないからこそ、会っている時間が濃かった。アナログを象徴するアイテムとしてつけました」と説明。

初小説の自己採点を聞かれると、「自分では点数ってつけられないですよね。曲の場合はメンバーが『いいね』と言ってくれることが評価なので、今回も2人が読んでくれてからですね(笑)」と答えた。

同書は、バンドとしてプロデビューを目指す若者の恋と葛藤を描いた青春小説。学生運動、フォーク、ロック喫茶など、若者文化が花開いた70年代を舞台としている。7月13日に発売されると、紀伊國屋書店小説部門1位(7月第2週)、三省堂書店文学・ノンフィクション部門1位(7月9日~7月15日)と各書店で反響を呼び、20日には、たちまち重版が決定。累計発行部数は2刷3万2000部となった。山野楽器と文藝春秋の直販のみで予約を受付けた『音叉 愛蔵版』(税別7200円)は限定3000部が完売した。

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