樹木希林、一時危篤状態だった 本木雅弘が明かす「無理にあらがわず、屈することなく向き合っている」 

内田裕也さんと樹木希林さんとのエピソードも語りました。
時事通信社

樹木希林、一時危篤状態だった 本木雅弘が説明 コメント寄せ「しぶとい困った老婆です」

俳優の本木雅弘が30日、都内でヤフー株式会社の『「全国統一防災模試」レポート贈呈式&「台風・豪雨編」発表会』に参加。樹木希林の容態について説明した。

13日に知人宅で転び、左大腿骨を骨折。15日に手術をしたという。その後、本木によると気管支が弱く、がんの影響もあり「一時は危篤の状態だった」という。危機も回避し、落ち着いたため、リハビリ中をしていることを明かした。

本人からも説明したい意向もあり、会見でイラスト付きのコメントを寄せ「細い糸1本でやっとつながってる 声一言もでないの しぶとい困った婆婆です K.KIKI」とし、細い糸で繋がっている樹木の自画像を描いた。きのう29日に描かれたものと明かした本木は「ハサミの絵もあるんです。いつ切られてもおかしくないという自虐」と苦笑いで解説した。

がんを患って以降の樹木について「現状に無理にあらがわずに、また屈することなく向き合う姿勢は変わらない」と話す。そんな姿は集中治療室でも同じだったそう。「看護婦さんが、お手伝いすると筆談の中で『これをこうやって、こっちに避けてからの方が合理的じゃない』と指示したりした。口に入れるときに身内が心配して固唾を飲んで見守っていると『みんなのエネルギーがうるさい。帰って』と(笑)。そういった感じで樹木さんらしさ全開で入院生活を送っています」とらしいエピソードを話していた。リハビリを行っているが、復帰できる時期は未定という。

最後に本木は「参考までに」と自ら語り始めると「(内田)裕也さんには痛み止めを飲んでいない状態で大腿骨が折れて、これから手術という前に樹木さん自ら電話した。『もしのもことがあったら』と。『今まで悪かったね』みたいな。裕也さんも『そうか、こっちこそ悪かったな』と。そういう風に裕也さんにもキチっと伝えたかたちで、手術に臨まれました。(電話の理由は)『事実をワイドショーで知ったら、かわいそうでしょ』とおっしゃってました」と独特な夫婦像をあらためて語り「今でこそ、笑い話ですけどね」と振り返っていた。

『全国統一防災模試』は防災に必要な知識を問うもの。今年3月に「Yahoo! Japan」アプリ内で行われ、155万人以上が参加した。回答を防災に役立つ貴重なデータとして考え、国や地方自治体といった公的機関にレポートとして提供することとなった。また、「台風・豪雨編」はきょう30日から9月30日まで実施されることも発表された。

会見には若年層代表として女優の武田玲奈も登壇。本木は「97年生まれということで息子と一緒。先ほど、『タビレナ』というすてきな本をいただいた。息子に渡しますと言いながら、ちょっと見たんですけど私でキープしようと思います」とデレデレだった。

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