ノルウェーの閣僚が妻の仕事の希望を叶えるために辞任すると発表し、反響が広がっている。
辞任を発表したのはソルビーク・オルセン氏で、2013年から運輸通信大臣を務めていた。8月30日に自身のFacebookで発表した。
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Facebookの声明やEuroニュースによると、医師である妻が、アメリカ・アラバマ州の小児病院で勤務することになったため、子供2人と一緒に1年間渡米するという。
「世界一素晴らしい仕事につけたことは幸運だった。今度は、妻が彼女の自身の夢を追う番です」とづつっている。
ロイター通信によると、エルナ・ソルベルグ首相は、「子供と離れて暮らしながら、大臣を務めることの難しさを、多くの人は過小評価している」と、オルセン氏の決断に理解を示した。
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ノルウェーは、男女格差の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」(2017年)で、アイスランドに次いで2位。議員や会社役人に女性に占める割合を法律で定めているなど、男女平等が進んだ国として知られている。
オルセン氏の決断に、SNS上では好意的な反応が広がったという。