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2018年10月02日 11時33分 JST | 更新 2018年10月02日 11時34分 JST

2019年の花粉、なんと前年の3倍近く飛散するかも!皆さま、お覚悟を…

鳥取は9倍以上、群馬は7倍近く。6年ぶりの大量飛散に要対策

写真は花粉のイメージ画像です
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写真は花粉のイメージ画像です

花粉症の皆さんに、悲しいお知らせだ。

気象情報会社「ウェザーニューズ」(千葉市)は10月1日、2019年春のスギとヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉飛散予測を発表した。花粉飛散量は、全国平均で2018年春の3倍近くになる可能性がある。

ウェザーニュースによると、2018年の記録的猛暑の影響で、スギ・ヒノキの雄花が良く育つ環境が整ったことにより、東日本を中心に6年ぶりの大量飛散となる見通しだ。

山陰地方は特に要注意

ウェザーニュースホームページより
2014~2018年は、比較的花粉が飛ばない年が続いたが、2019年は6年ぶりの大量飛散となる見込み

夏の天気や、隔年の飛散傾向などから、2019年は一気に飛散量が高まる見込みだ。

関東では、2018年シーズンと比べても、1.69〜6.83倍となる見通し。ここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、早めの対策がおすすめ。

全国平均では2018年シーズン比で2.72倍の飛散量。だが、各地では特に注意したい県もある。とくに山陰地方では7.41〜9.25倍となる予想だ。

HUFFPOST JAPAN
お住まいの地域を確認し、来年の対策を早めに取りましょう

飛散開始時期や飛散ピークについてまとめる「第二回花粉飛散傾向」は、12月上旬に発表される予定。

なぜ増える...花粉...

毎年春になると、頭を悩ませる花粉。なぜ2019年シーズンはこんなにも増えてしまうのか。

ウェザーニュースによると、花粉の飛散には、大量に飛ぶ「表年」と、比較的少ない「裏年」が交互にやってくるという。

2018年は、全国各地で「裏年」だったため、2019年は「表年」となる地域が多い。

一般的に、よく晴れた暑い夏ほど植物が光合成を活発にする。つまり前年の夏に太陽がさんさんと当たる時間が長く、気温が上がるほどスギ・ヒノキ花粉の発生源となる雄花がよく育つ。

2018年は記録的猛暑で、日照時間も十分という、スギ・ヒノキにとって「好条件」が整っていた。

一方で、雄花の中でつくられる花粉数は、秋の天候が影響を与えるとも言われている。今後の天気傾向にも注目したい。

花粉対策はどうすれば

鼻水、目のかゆみで引きこもっていても症状は治まらない。薬を飲んだら、眠気に襲われて何もできない。頭痛もひどい。列挙にいとまがない憎き花粉症。

対策を」と言われても、毎年どうすればいいか分からないまま春がやってくる人も多いのではないだろうか。

まずは時間帯を知ろう

①いつどんな時間帯に花粉が多いのかを知る。

花粉が多い日

・晴れて、気温が高い日

・空気が乾燥して、風が強い日

・雨上がりの翌日や気温の高い日が2、3日続いた後

花粉が多い時間帯【昼前後・日没後】

スギ花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わるものの、昼前後と日没後は多くなるという。

理由は、午前中に飛び出した花粉が数時間後に都市部に到達すること、上空に上がった花粉が日没後に地上に落ちてくるためと考えられている。

花粉の被害を防ぐ方法として、次のような方法が推奨されている

文部科学省科学振興調整費、生活・社会基盤研究、生活者ニーズ対応研究「スギ花粉症克服に向けた総合研究 (第II期成果報告書)の報告」より

ウール製の服は、木綿や化学繊維に比べて花粉が付きやすく、外側にウール素材の衣服を避けた方がよい。そのほか、帽子や手袋を着用することで、付着量を減らすことができる。

やっちゃダメな習慣

また、製薬会社の協和発酵キリンは、花粉症を悪化させるNG習慣を伝えている。

・睡眠不足

免疫やホルモンのバランスを崩しやすくなり、症状を悪化させる原因になってしまうことがある。

・アルコールの取り過ぎ

お酒は血管を拡張させて、鼻づまりや目の充血などの症状を起こしやすくなる可能性がある。

・タバコ

煙が鼻の粘膜を刺直接激し、症状を悪化させる原因になると言われている。

病院での治療法は

花粉症の治療法には、薬で症状を和らげる対症療法と、根治が期待できる免疫療法がある。

免疫療法には、注射でアレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させ、体質を改善していく療法がある。保険適用だが、注射をせねばならず、通院が大変なことが課題だった。

そこで、近年保険適用になったのが、毎日1回スギ花粉エキスを舌の裏に投与する「舌下免疫療法」だ。

千葉大学附属病院ホームページより

スギ花粉症の治療の場合、花粉が飛びはじめてから開始するとアレルゲンとの接触量が増えてしまうことから、花粉飛散の3ヵ月前からの治療が必要。

1回目は、病院で投与する。その後は自宅で毎日1回投与。経過観察のために通院が必要だが、痛みはない根治治療として注目されている。原則12歳以上が対象で、治療期間は2年間ほどという。