2019年のゴールデンウィーク(GW)は10連休になる――。政府は10月12日、そんな方針を表明した。理由は2019年5月の新天皇即位と関係している。朝日新聞デジタルなどが報じた。
この日、天皇陛下の退位と皇太子さまの新天皇即位の準備を進める「式典委員会」の初会合があった。
委員長を務める安倍晋三首相は、新天皇の即位日となる2019年5月1日を来年限りの祝日とすることを表明。「国民こぞって言祝(ことほ)ぐことができるよう、政府として万全の準備を進めていかなければならない」と述べた。
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これに伴い、ゴールデンウィークは10連休とする方針も示した。
なぜ10連休?
5月1日が祝日になると、なぜ10連休が実現するのか。理由は、国民の祝日について定める「祝日法」が、前後を祝日にはさまれた日は休日とすると規定しているためだ。
2019年のゴールデンウィークは元々、4月27~29日と5月3~6日がそれぞれ休みで、間を空けて3連休と4連休が続くことになっている。
5月1日が祝日となった場合、この日と4月29日(昭和の日)と5月3日(憲法記念日)にそれぞれはさまれる4月30日と5月2日も祝日法の規定で休日となるため、4月27日から5月6日の10連休が実現することになる。
産経ニュースによると、5月1日が休みになれば、国民を挙げて新天皇の即位を祝福できるだけでなく、元号を使ったシステムの改修などに伴う国民生活への影響を最小限に抑えることができる、と政府は考えているという。
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