2019年『本屋大賞』ノミネート10作が決定 『愛なき世界』『フーガはユーガ』など
全国の書店員が"今いちばん売りたい本"を決める「2019年本屋大賞」のノミネート作品10作が22日、発表された。
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同賞は"出版不況"や"読書離れ"に危機感を覚えた書店員有志により創設されたもので、書店員の投票だけで選ばれる点が特徴。一次投票を昨年11月1日から今年1月6日まで行い、全国の493書店、書店員623人の投票があった。
受賞・ノミネート作の多くは、映画化やドラマ化されるなど話題になっており、過去には、百田尚樹氏の『海賊とよばれた男』、三浦しをん氏の『舟を編む』、冲方丁氏(うぶかたとう)の『天地明察』、 湊かなえ氏の『告白』、伊坂幸太郎氏の『ゴールデンスランバー』 などが映画化され、『ビブリア古書堂の事件手帖』が月9ドラマ(フジテレビ系)として放送された。
大賞は4月9日に発表する。
■2019年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)
『愛なき世界』三浦しをん(中央公論新社)
『ある男』平野啓一郎(文藝春秋)
『さざなみのよる』木皿泉(河出書房新社)
『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(文藝春秋)
『熱帯』森見登美彦(文藝春秋)
『ひと』小野寺史宜(祥伝社)
『ひとつむぎの手』知念実希人(新潮社)
『火のないところに煙は』芦沢央(新潮社)
『フーガはユーガ』伊坂幸太郎(実業之日本社)
『ベルリンは晴れているか』深緑野分(筑摩書房)
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