コオロギだと分かっていても思わず食べてみたくなる食べ物5選

実は栄養豊富な生き物、コオロギを食べることが、ちょっとした話題だ。「The New York Times」の記事によると、コオロギを食べると牛乳とほぼ同じ量のカルシウムを摂取できることが、研究でわかっているという。

実は栄養豊富な生き物、コオロギを食べることが、ちょっとした話題になっている。

コオロギに含まれている栄養分は、鉄分やタンパク質、ビタミンB12など。「The New York Times」の記事によると、コオロギを食べると牛乳とほぼ同じ量のカルシウムを摂取できることが、研究でわかっているという。

コオロギ入りのプロテイン・バーを作っているExo社の創設者ガビ・ルイス氏は、健康・ウェルネスのウェブサイト「Well+Good」の記事で、「昆虫は、世界の食料不足解消のカギを握る、持続可能な解決策になり得る」とした国連の報告書を引用し、「複数の種類の昆虫から、ベジタリアンが普通食べない肉などの食品に同じかもしくはそれを上回る量の栄養素を摂取することができる、ということを示す十分な証拠がある」と述べている。

幸い、実際にコオロギを丸ごと口の中に放り込まなくても、この虫の優れた栄養素を摂取することはできる。コオロギは粉末にすることができ、他の材料をいくつか加えれば、「コオロギ粉」と呼ばれるミックスパウダーになる。

そのコオロギ粉を使ってコオロギをおいしく食べる5つの方法を紹介しよう。

1. デザートにコオロギを

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ミーガン・ミラー氏によって創設されたBitty Foods社は、穀物や乳製品を使わないデザートを作る会社で、代わりに使うのは「持続可能な方法で育て、ゆっくりとローストして、炒ったナッツの味を引き出した」コオロギの粉。写真はチョコレートチップ・クッキーだ。

2. パンケーキをつくろう

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ミラー氏は、ウェブサイトで、コオロギ粉を使って自宅でつくれるレシピも掲載している。レシピを参考に、コオロギ粉のケシの実入りレモン風味パンケーキなどを作ることができる。

3. 午後4時のスランプを、コオロギのエナジー・バーで乗り切ろう

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Exo社は、「持続可能な食料源として昆虫を社会に広める」ことを使命に、コオロギのプロテイン・バーを生産している。ピーナッツバターとジャム、ブルーベリーバニラ、カカオナッツなど、インパクトのあるフレーバーを数多く揃えており、1本のバーに含まれるコオロギの数は約40匹だという。

4. コオロギ・チップもある

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新しいものに挑戦することをモットーにしているボストン近郊の新興企業Six Foods社は、コオロギ粉を使ったチップスを作り、その開発過程を動画で紹介している。

プロジェクト支援サイト「Kickstarter」で目標の3万ドルを超える7万ドルの資金を集める事に成功したSix Foods社は、このチップスを、「Chirps」という商品名で出荷する予定だ(「chirp」はコオロギの鳴き声を表す英語)。

5. オーガニックキャンディー・バー

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Chapulバーは別名「元祖コオロギ・バー」としても知られ、コーヒー豆・ナツメヤシ・ココア・ピーナッツバター・生姜・そしてもちろんコオロギ粉と、すべて天然素材で作られたキャンディー・バーだ。

試してみたい食べ方はあっただろうか?

なお、文末のスライドショーでは、「世界の不思議な食べ物」を紹介していて、日本の食品もいくつか入っている。

この記事は最初にハフポストUS版に掲載されたものです。

[日本語版:湯本牧子、合原弘子/ガリレオ]

世界の不思議な食べ物
バロット(01 of08)
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バロットは、中国や東南アジアで食べられている、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵。バロット(balut)はフィリピン語だが、ベトナムやカンボジアなどの名前もある。\n\nPhoto by Flickr user JMParrone. (credit:Flickr: JMParrone)
テパ(02 of08)
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テパは、北極の先住民族「ユピク」が食べる魚料理で、サケの頭と内臓を合わせて発酵させたもの。 (credit:Alamy)
醉蝦(03 of08)
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醉蝦(Drunken shrimp)は、白酒に漬けた淡水エビを、生きたまま食べる料理だ。\n\nPhoto by Flickr user Swiss James. (credit:Flickr: Swiss James)
プラホック(04 of08)
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プラホックは、カンボジアのチーズとも言われるもので、発酵させた魚のペーストだ。 (credit:Wikipedia)
塩辛(05 of08)
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魚介類の身や内臓などを塩漬けにし発酵させた日本の食品だ。強いウイスキーと一緒によく食される。 (credit:Wikipedia)
ピータン(06 of08)
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皮蛋(ピータン)は、アヒルの卵を強いアルカリ性の条件で熟成させて製造する中国の食品。石灰や木炭を混ぜた粘土を卵殻に塗りつけ、さらにその上から籾殻をまぶしたものを、土中ないし甕の中にいれ、2~3カ月ほど冷暗所で貯蔵する。\n\nPhoto by Flickr user verygreen. (credit:Flickr: verygreen)
ハカール(07 of08)
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ハカール(Hakarl)はアイスランドの料理で、サメを数ヶ月発酵させたものだ。アンモニア臭が強く、世界一臭い食べ物とも言われている。\n\nPhoto by Flickr user moohaha. (credit:Flickr: moohaha)
「卵のもと」(08 of08)
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ニワトリを解体したときに採取される、産卵直前の卵。\n\nPhoto by Flickr user clayirving. (credit:Flickr: clayirving)

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