喧嘩をしている途中で、川に落ちてしまった猫。その瞬間を捉えた監視カメラには、奇跡の救出劇がうつっていた。

＜レスキューの瞬間を捉えた映像＞

川に落ちたのは、ロンドンのウォーターフロント地区管理をしている団体「ロイヤルドックス・マネジメント・オーソリティ」で飼われている猫のフェリックスだ。

（LONDON ROYAL DOCKS）

フェリックスは、縄張り争いをしている途中に川に落ちてしまった。

一巻の終わり……と思われた瞬間、赤いジャンパーを着た男性が慌ててかけより、必死に手を伸ばしてフェリックスを引き上げた。そしてその後、何もなかったかのようにその場を去った。

この映像が公開されると、ソーシャルメディアで「一体この男性は誰？」と話題に。 #savingfelix（フェリックス救出）というハッシュタグでヒーローを探す人たちも。

「この男性をTwitterで探そう。誰も見ていない時に、こんな行動をとれるなんてすごい人だ」

「彼にパブでビールを2パイントおごる」

「誰からも見られていない時にどう振る舞うかで、その人がどういう人間かがわかる」

「この見知らぬ人に、神のご加護がありますように」

「誰かこの人に上着を買ってあげて」

「この映像で一番面白いのは、猫が全く感謝してないことだね」

ロイヤルドックス管理団体は、ウェブサイトでフェリックスの近況を伝えている。

「フェリックスは、激しいテリトリー争いの最中に溺れてしまいました。しかし、フェリックスが怪我しておらず、トラウマもないことをお伝えします」

「溺れた後、何もなかったような顔をして過ごしているフェリックスを見て、われわれがこっそり笑っていることを、フェリックスは気付いていません」

イヴニング・スタンダード紙によると、フェリックスの命を救ったヒーローは、後にスコット・デルベンさんだと判明した。

ハフポストUK版に掲載された記事を翻訳しました。

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