外出自粛で「手打ちうどん」が急増? クックパッドに聞いた、コロナ禍で人気のメニュー

外出自粛が続き、おうちごはんの機会が急増。本格派レシピに挑戦する人も多いようです。
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外出自粛に伴い、自炊の機会が高まっている。

おうちごはんの回数が急増して、みなさんどうしていますか? 新型コロナウイルスの影響で外出自粛となり、テイクアウトやデリバリーなどを活用しても、やはり食の中心は自炊に。

そこで人気のレシピサイト「クックパッド」ではどんなレシピがよく見られているのか、担当者に聞いてみました。

クックパッド内の検索動向を調査するデータマーケティング事業部のアナリスト・五十里一慶さんによると、この外出自粛期間に、手打ちうどんや、こだわりのコーヒーなど、「本格派」なレシピに挑戦する人が急増しているようです。

まず大きな動きがあったのは2月27日。安倍晋三首相が3月2日から全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明した日です。

 その際には、

・お昼ご飯、ランチ

・夜ご飯、夕食

 といった、3食の食事そのものに関する検索が増加したそう。その理由として、給食などによって用意する必要のなかった食事を、急遽作らなければならなかったことが考えられます。

また、出勤などにより保護者が自宅不在の際の、子ども用昼ごはんのニーズもあり、

・留守番

という検索も増えました。3月は、日々の食事のやりくりに困り、レシピを検索していた人が多かったようです。

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子どもが一人で料理をすることも。火を使わないレシピが人気。

そこから1カ月が経ち、4月7日に全国7都府県を対象に緊急事態宣言が発令されます。すると、3食の食事以外に、お菓子・スイーツ系のレシピの検索が増えました。

・ドーナツ

・プリン

・チュロス

・台湾カステラ

・いちご飴

 この頃になって、外出自粛が本格化し、自宅にいる時間が増加。新型コロナによる影響が長期化することが予期され、必要不可欠な日々の食だけではなく、趣味として食を楽しむ人々が増えたようです。

 クックパッドでは、元からスイーツは人気ジャンルの一つでしたが、コロナ禍では、「手間暇かけた工程」と「簡単な工程」の2つを軸に、検索が伸びているようです。

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子どもと一緒にお菓子・スイーツを作ることも。

ほかにも、

・ホットプレート

・たこ焼き機

などの自宅にある器具を活用するためのキーワード検索も増えています。さらに注目したいのは、

 ・コーヒー

・手打ちうどん

・本格パスタ

・本格ラーメン

 など、余暇を楽しむための手のこんだ食事を作る傾向が高まっていること。この結果からは、外食ができない今、自宅でお店の味を再現しようとするニーズが伺えます。

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自宅で「本格」コーヒーを求める人が増えている。

一方で、

 ・お弁当

・花見

・ピクニック

など、平常時であればこの時期人気があるはずのレシピの検索は減少しています。

さらに直近だと、 

・ヘルシー

・健康

などのワードもよく検索されています。「日々の食事をとる」「食を楽しむ」の次のステップとして、「食で健康を維持する」ことへの関心が追加されているのではないだろうかと、五十里さんは分析しています。

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最近では、野菜を多く使った料理などヘルシー志向が高まる。

クックパッドでは、日本のみならず海外でもレシピを展開しています。たとえば、現在は一部緩和していますが、運動のための外出も禁止するなど厳しい規制が続いていたヨーロッパのイタリヤやスペインでは、

 <イタリア>

・ピザ

・パンケーキ

・アップルケーキ 

<スペイン>

・パン

・クッキー

・スポンジケーキ

などのレシピの検索が増加。日常食とスイーツ系の検索が増加しており、日本と近い結果が伺えます。

ハフポスト日本版では、フードライター白央篤司さんのレシピ付きコラム連載「家事の“ごはん作り”担当の皆さん、おつかれさまです!」もスタート。外出自粛期間に役立つ料理に関する記事を今後もお届けする予定です。