中国で今、全員がジェンダーレスなポップ・グループ「FFC-Acrush」が、人気急上昇中だ。
メンバー全員、産まれた時の性別は女性だが、自分自身を「ジェンダーレス(どちらの性別にも属さない)」としている。
グループは、FFC-Acrushを短くしたAcrushという名前で呼ばれている。メンバーは5人、18歳から20代前半だ。
Acrushは、中国のエンターテイメント企業「Zhejiang Hauti Culture Communication Co. Ltd.,」に所属するグループだ。
これまで何年もジェンダーレスな格好で活動していて、中国の人気ソーシャルメディア「Weibo」のフォロワーは100万人近くにものぼる。
女性ファンは、Acrushのメンバーを男性として見ているようだ。彼らを呼ぶ時に、ジャスティン・ビーバーら男性ポップスターに使う「Husbands」という言葉を使っている、とBBCは伝えている。
Acrushの代理人はニュースサイト「クオーツ」に、FFC-Acrushのメンバーは自分たちに「彼女」「彼」という言葉は使わず、代わりに、ジェンダーを指定しない「meishaonian(美少年)」という言葉を使っている、と語っている。
ちなみに、AcruchのAは、ギリシャ神話に登場する美少年、アドニスを意味している。周氏は、「Acrushは、枠にとらわれない、自由を求めるグループだ」とクオーツに語っている
Twitterで紹介されているメンバーのプロフィールによれば、ペンははロマンチックなリードシンガー、ミンは大の音楽好き、アンはちょっと反抗的なタイプ、ルーは生粋のダンサー、リンはグループ最年少の18歳だ。
Zhejiang Hauti Culture Communication Co. Ltd.は、中国全土から音楽の才能がある若者を集め、ガールグループやボーイグループを結成している。歌を歌うだけではなく、傘下のブランドであるFantasy Football Confederation(ファンタジー・フットボール・コンフェデレーション)の、ステージでサッカーをすることもある(FFC-AcrushのFFCは、このファンタジー・フットボール・コンフェデレーションに由来する)。
Acrushの全メンバーが、ジェンダーレスであると公表している一方で、会社の方針で、性的指向について語ることは禁止されているという。
4月末には、Acrushのデビュー動画がリリースされる予定だ。ハンサムな5人組が、中国でどんな旋風を巻き起こすのか楽しみだ。
ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
▼「中野の奇妙なポップカルチャー」を探索(画像集)▼
「中野の奇妙なポップカルチャー」を探索
UFOキャッチャー(01 of15)
Open Image Modal旅行ブロガーの「ラ・カルミナ」が、中野ブロードウェイにあるゲームセンターで、UFOキャッチャーに挑戦 (Photos by Said Karlsson, hair by Kukukachoo)。
レトロなビデオゲーム(02 of15)
Open Image Modal中野ブロードウェイのゲームセンターでは、1980年代のゲームをプレイできる。 (Photo by Said Karlsson)
オタクショップの鳥居(03 of15)
Open Image Modalこの鳥居の先に、神社はない。あるのは、ロボットやフィギュアなどが販売されているオタク向けの店舗だ。 (Photo by Said Karlsson)
ラーメン屋(04 of15)
Open Image Modal中野には、手ごろな価格の飲食店が豊富にある。例えば、中野駅北口付近にあるこのラーメン屋がそうだ。(Photo by Said Karlsson)
商店街(05 of15)
Open Image Modal文字で埋めつくされた色とりどりの看板。(Photo by Said Karlsson)
居酒屋の提灯(06 of15)
Open Image Modal夜には、訪れておきたいエキセントリックな居酒屋がたくさんある。 (Photo by Said Karlsson)
怪獣のカフェバー(07 of15)
Open Image Modal中野駅北口にあるカフェバー「大怪獣サロン」は、日本の特撮映画のさまざまな怪獣キャラクターがテーマとなっている。 (Photo by Naomi Rubin)
怪獣コスチューム(08 of15)
Open Image Modal大怪獣サロンの客たちは、怪獣コスチュームを着たり、オモチャで遊んだり、昔のウルトラマン映画を見たりすることができる。 (Photo by Naomi Rubin)
中野駅前(09 of15)
Open Image Modal中野駅は新宿から直通の電車で5分の距離にあるため、旅行者にとって便利な宿泊スポットとなっている。
滞在でも、ホテルよりアパートがおすすめ(10 of15)
Open Image Modal中野ブロードウェイ(11 of15)
Open Image Modalここは、日本のサブカルチャー・グッズを見つけられる有数のスポットだ。
レトロなフィギュア(12 of15)
Open Image Modal中野ブロードウェイでは、これらのレトロなフィギュアのような、コレクター好みの品を見つけることができる。
トトロドーナツ(13 of15)
Open Image Modal純真な気持ちにさせてくれるお店もある。宮崎駿監督の映画『となりのトトロ』のキャラクターである「トトロ」の形をした洋菓子を販売しているベーカリーがあるのだ。
ゴス風カフェ(14 of15)
Open Image Modal「オメガ・アルゲア」(2013年7月に閉店)は、ゴス風カフェ。骸骨やシャンデリアで彩られた不気味な喫茶店だ(ゴスは、ホラー映画や19世紀のゴシック文学の影響を受けたサブカルチャー)。
ダークなアートギャラリー(15 of15)
Open Image Modalカフェの裏の部屋は、サブカルチャー作品のアートギャラリーになっている。東京のゴス文化やショッピング、ナイトライフについてさらに詳しく知りたい方は、ラ・カルミナのブログを訪れてほしい。