10月19日にカリフォルニア州ラグナビーチで行われたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の国際ハイテク会議「WSJDライブ」のインタビューで、米アップル社のティム・クックCEOは、携帯電話やコンピュータに関しては多くを語らず、それよりもApple TVやApple Watch、Apple Musicなど、同社の最新で先進的な試みについて話した。さらに、同氏はクルマの未来についての質問にも答えた。
クック氏はアップル社が自動車を開発しているとは明言しなかったが(同氏はとてもマスコミ通でうっかり口を滑らせることはない)、自動車業界は"変化の時期"にあると語った。クック氏は「自動車業界で大きな変化が起こりそうだ」と述べているが、それは単なる進化的なものではないとし、「自動車のことを考えるとき、ソフトウェアが未来のクルマの重要な部分になってくると予想できる」と語った。同氏によると、自動運転がより重要なものになり、自動車の主要技術の多くは昔ながらの燃焼型エンジンから、彼の言う"電化"型へと変化することになるという。短期的に見ると、アップル社は自動車業界の様々なブランドですでに展開されている「Apple CarPlay」と呼ばれる車載ソリューションを発表済みだ。「我々は利用者がクルマに乗ってすぐに、iPhoneを使える環境を望んでいる」と、クック氏は語っている。
注:この記事はAutoblogの姉妹サイト『Engadget』のNicole Lee記者による記事を転載したもの。
By:Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2015年10月27日 Autoblog日本版「アップルのティム・クック CEO、自動車業界で「大きな変化が起こりそうだ」と発言」
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