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9割の大人は学び直したい。でもお金や時間ない。「リカレント教育」の課題とは(調査結果)

2200人に聞きました。
photo AC

ミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「リカレント教育(※)」についてアンケートを行ない、2,204名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

※リカレント教育とは...

安倍政権が掲げる「人づくり革命」の柱の一つ。教育機関を卒業した社会人が生涯に亘り、学び直しを行なう教育システム。

★ 90%のミドルが「今後リカレント教育を受けたい」と回答。

★ リカレント教育で学びたいこと、「語学」「経営・ビジネスの知識」「専門資格」。

★ リカレント教育を受ける上での課題、「費用の負担」「時間の確保」「キャリアの断絶」。

190%のミドルが「今後リカレント教育を受けたい」と回答。(図1、図2

「ミドルの転職」を利用している35歳以上のユーザーに、リカレント教育への関心度を伺ったところ、90%の方が「今後リカレント教育を受けたい」と回答しました。

「今後リカレント教育を受けたい」と回答した方に、関心を持ったきっかけを伺うと、第1位「今後の人生を有意義にするため」(67%)、同率で第2位「教養を深めるため」、「就職や転職のために必要性を感じたため」(51%)でした。

【図1】リカレント教育を受けたいですか?

2】「リカレント教育を受けたい」と回答された方に伺います。 リカレント教育を受けたいと思ったきっかけを教えてください。 複数回答可

2:リカレント教育で学びたいこと、「語学」「経営・ビジネスの知識」「専門資格」。(図3

「今後リカレント教育を受けたい」と回答した方に学びたいことを伺うと、第1位「英語などの語学力」(58%)、第2位「経営・ビジネスに必要な知識や能力」(57%)、第3位「専門的な資格の取得」(48%)でした。リカレント教育を通じて実現したいこともご紹介します。

3】「リカレント教育を受けたい」と回答された方に伺います。具体的にどんなことを学びたいですか? 複数回答可

ミドルがリカレント教育で実現したいこと

現在管理部門としてバックオフィス業務を担当しているが今後は学び直しをすることで、よりアカデミックに裏付けられたマネジメント業務に移行していきたい。今後の世界、及び仕事の不確実性が高まる中で、自身の価値を高めることに役立つと考えます。(業務をより深く、より幅広く行うことに役立つであろうし、その過程で得られる人脈も役立つと考えるため)(40歳男性)

自分自身の成長を継続させる。仕事以外の分野を学ぶことで、仕事に良い影響を及ぼす。仕事で成果をあげ、収入を増加させる。収入増加により、さらなる学びに投資する。前向きなサイクルをつくる。ライフタイムエンパワーメントの実現。(40歳男性)

新たな物事に対して、インターネットやIoTなど今まで無かったことは学んでいかないと対応も理解も出来ない。取り残されるだけになる。しかし、常に会社での業務はあり、教育に避ける時間は無く、業界や会社が時代に取り残されていると思っております。(44歳男性)

以前から興味のあったコンプライアンスを大学院で学び直し、1年以上の転職活動の末、明日から新しい会社のCSR部門で働けることになりました。年収は大幅減ですが、仕事の内容には満足しております。この年齢で第二の人生のスタートを頑張っていこうと思います。(45歳男性)

実社会で通用する経営能力をつけ、これまでに気付いた社会的な課題の解決と自身の豊かさを同時に実現してゆきたい。人生100年時代。健康年齢のみならず社会貢献年齢の長寿化も実現する必要がある。リカレント教育は、科目の暗記や練習ではなく、実際に実業で活躍する人物へのインタビュー番組等、50分程度の時間の中で気づきを得て、それを積上げてゆくようなカリキュラム構成が必要。(46歳男性)

似たような境遇で同じように受験勉強を頑張っている仲間と知り合えた。生涯の友人と呼べるような人間関係が、こんなに歳を取ってから築けた。全員合格までやり遂げて、たまには集まって親睦を深めてゆきたい。(52歳男性)

3リカレント教育を受ける上での課題、「費用の負担」「時間の確保」「キャリアの断絶」(図4

リカレント教育を受ける上での課題を伺うと、第1位「学費や受講料の負担が大きい」(73%)、第2位「勤務時間が長くて十分な時間がない」(48%)、第3位「職を離れることによるキャリアの断絶が怖い」(24%)でした。

4】リカレント教育をする上での課題を教えてください。 複数回答可

【調査概要】

■調査方法:インターネットによるアンケート

■調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー

■有効回答数:2,204名

■調査期間:2018年1月4日 ~ 1月31日

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