新型コロナウイルス感染、東京の発生状況は? 【現状まとめ】

東京都は2月13日以降、計16人の感染を発表した。感染ルートは?
マスクを着けて駅のホームを歩く人たち=2月11日、東京都内
マスクを着けて駅のホームを歩く人たち=2月11日、東京都内
Anadolu Agency via Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、人口が集中する東京都内の状況はどうなっているのか。17日正午までの状況をまとめた。

東京都は2月13日以降、16日までに計16人の感染を発表している。

東京都が発表した感染者

東京都は13〜16日の4日連続で、感染者が出たことを発表した

以下、日付は東京都の発表日。()内は、都の発表時点までの症状で、自覚症状がないケースもある。また、患者らが東京都在住とは限らない。※については後述。

13日 1人

・70代 男性 タクシー運転手(発熱)※

14日 2人

・50代 女性 個人タクシー組合支部従事者(嘔吐、下痢、発熱、咳)

・70代 男性 屋形船従事者(倦怠感、発熱、咳、下痢)※

15日 8人

・80代 男性 タクシー運転手(症状なし)※

・50代 女性 タクシー運転手の同居者(症状なし)※

・50代 男性 タクシー運転手(症状なし)※

・70代 男性 タクシー運転手(症状なし)※

・70代 男性 タクシー運転手(症状なし)※

・40代 男性 屋形船従事者(症状なし)※

・60代 女性 タクシー運転手の同居者(発熱、咳) ※

・40代 男性 会社員(咳、発熱)

16日 5人

・60代 男性 タクシー運転手(倦怠感、呼吸が苦しい)※

・30代 男性 タクシー運転手の同居者(症状無し)※

・60代 男性 医療従事者(症状無し)

・60代 男性 ハイヤー運転手(発熱、倦怠感)

・30代 男性 会社員(発熱、倦怠感)

感染ルートは?

13日に感染が発表されたタクシー運転手は、1月18日に都内の屋形船で開かれた新年会に参加していた。※がついている感染者は、その新年会の参加者もしくは会場で働いていた人だ。屋形船で働いていた人に、中国湖北省からの旅行者との接触歴があるという

感染者で※がついていない人の中にも、新年会の会場にいた人と接触があった人が含まれている。

東京都「流水と石鹸による手洗い」呼びかけ

東京都感染症情報センターは予防のポイントとして以下のように呼びかけている。

・流水と石鹸による手洗いを頻回に行いましょう。特に外出した後や咳をした後、口や鼻、目などに触る前には手洗いを徹底しましょう。

・咳やくしゃみをする場合には口と鼻をティッシュや手で覆いましょう。その後、ティッシュは捨て、流水と石鹸で手を洗いましょう。

また東京都では、新型コロナウイルスに関する一般相談を電話で受け付けている

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