新型コロナウイルス感染拡大により観光需要などが低迷したことを受けて、総額約1兆7000億円を投じて消費を促そうという政府の「Go To キャンペーン」に対し、厳しい目が向けられている。
7月22日からキャンペーンの一環として旅行代金の一部を補助する「Go To トラベル」が始まる予定だが、感染拡大につながりかねないと疑問視する声が地方自治体からも上がっている。
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そんな中、change.org上で行われているキャンペーンに反対する署名活動には、7月16日正午時点で、10万人以上もの署名が集まっている。
署名活動「Go To キャンペーンに反対します」
「Go To キャンペーンに反対します」と題した署名活動は、赤羽一嘉 ・国土交通大臣に対し要望するもの。
東京で再び感染者数が増加している中、「このタイミングで、移動を推奨する理由が解りません」として、キャンペーンを取りやめることや、その予算を医療現場や被災地支援に回すことなどを求めている。
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署名は7月11日に始まったばかりだが、すでに10万人の賛同を得ている。
賛同者「人命を優先する姿勢を」
署名サイトでは賛同した人のコメントが公開されており、「感染拡大を止めて下さい」「キャンペーンにお金を使うなら、医療関係者へボーナスを」「なにが一番大切なものか、もう一度考えてほしい」「政府は今だからこそ現在大変な思いをしている方々や人命を優先する姿勢を見せてください」などの声が上がっている。