白馬村に輝くウクライナカラーの花火。大使館や国営通信がシェアして感動を呼ぶ

撮影者は「火薬は爆弾のように人々を悲しませるように使うのではなく、花火のように人々を笑顔にするように使ってほしいと切に願います」とコメントしています
在日ウクライナ大使館もシェアした、白馬村で打ち上げられたウクライナカラーの花火
在日ウクライナ大使館もシェアした、白馬村で打ち上げられたウクライナカラーの花火
hiramu55bocabocaさん提供

青と黄色のウクライナカラーに輝く花火。長野県の花火会社が連帯の意味を込めて打ち上げたものが、在日ウクライナ大使館やウクライナ国営通信がSNSでシェアして広まった。「世界の火薬がこういうものに使われますように」「是非ともウクライナの人達に見てもらいたい」と反響を呼んでいる。

■白馬村のキャンプ場で打ち上げられた花火だった

これは、長野県松本市内の花火製造業「華松煙火」(はなまつえんか)が5月3日、同県白馬村のキャンプ場で開かれた「GREEN HAKUBA Opening 花火」のイベントで、打ち上げたものだった。ロシア軍の侵攻を受けるウクライナへの連帯を示すために、上條博人社長らが作成したという。

この花火の写真を上條社長の知人から受け取った在日ウクライナ大使館が9月6日、公式Twitterに画像投稿した。「この素敵な花火を長野県松本市の花火師の方がウクライナ応援としてご自分で製作して、白馬村で打ち上げて下さいました」とメッセージを添えた。

8日午後5時現在、2万8000件以上の「いいね」が集まっている。

国営ウクルインフォルム通信も、ウクライナ語の公式Twitterで「長野県白馬村では、ウクライナ支援の印として国旗色の花火が打ち上げられた」と画像を転載。ウクライナの人々を勇気づけている。

■火薬は「花火のように人々を笑顔にするように使ってほしい」と撮影者

ハフポスト日本版は、この写真を撮影したhiramu55bocabocaさんに取材した。国内外で大きな反響を呼んでいることに対して「素直にびっくりしております」とした上で、次のようにコメントしている。

「ウクライナに平和が戻ってほしいと願っておりますし、火薬は爆弾のように人々を悲しませるように使うのではなく、花火のように人々を笑顔にするように使ってほしいと切に願います」

ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。

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