キム・カーダシアン、弁護士になるための最初の司法試験に合格。「誇りに思う」と喜びを報告

4度目の挑戦での合格。2年間で3回落ちるも「合格するまで受け続けました」と伝えています
キム・カーダシアン・ウエスト氏
キム・カーダシアン・ウエスト氏
Mario Anzuoni via Reuters

リアリティ番組のスターや起業家としてキャリアを築いてきたキム・カーダシアン・ウエスト氏が、弁護士になるための大きな難関の一つを突破した。

カーダシアン・ウエスト氏は12月13日、カリフォルニア州の「ベイビーバー」に合格したとSNSで報告した。

ベイビーバーは正式名称 「法学部1年生試験(First-Year Law Students’ Examination)」で、州の認可を受けたロースクールに通う以外の方法などで司法試験合格を目指す人たちが受ける。

カーダシアン・ウエスト氏は大学を卒業していないが、弁護士の実習生として学びながら司法試験合格を目指すことを、2019年に公表した。

投稿で「鏡を見て、見つめ返してくる女性をとても誇りに思います。私の法律家への道のりを知らない人には、これが簡単でも与えられたものでもないということを伝えたい」と綴っている。

合格するまで受け続けた

カーダシアン・ウエスト氏は、2年間で3回この試験に落ちたという。しかし「その度に諦めず立ち上がり、もっと一生懸命勉強をして、合格するまで受け続けました」と振り返る。

また、自分のような方法で弁護士を目指す人たちにとって、ベイビーバーは弁護士になるための2つの司法試験のうちの1つ目であり、こちらの方が合格が難しいと強調している。

「トップレベルの弁護士たちから、これはほぼ不可能で従来のロースクールに通うよりも難しい方法だと言われました。だけどこれは私に残されたたった一つの選択肢であり、ここまで来れたこと、そして目標達成に向かっていることがとても嬉しい」と喜びを伝えている。

カーダシアン・ウエスト氏の父親は、O.J.シンプソン裁判を担当したことなどで知られる有名な弁護士のロバート・カーダシアン氏で、「試験合格を知ったら父はとても誇りに思ってくれるでしょう」と父親についても触れている。

さらに投稿の最後で、夢のために努力を続ける人たちに「瀬戸際でなんとか持ち堪えているような状況でも、あきらめないで下さい!!!!! 全力で立ち向かい、やり遂げてください。成し遂げた時の達成感はなんとも言えない素晴らしいものですから」とエールを送った。

闘うために弁護士を目指す

カーダシアン・ウエスト氏はこれまで、刑務所改革の必要性を訴えてきた。

2018年には、ドナルド・トランプ大統領(当時)に面会して、薬物売買に関わった罪で非暴力ながら終身刑に処されたアラバマ州のアリス・マリー・ジョンソン氏の減刑を訴えた。

トランプ氏はカーダシアン・ウエスト氏の訴えを聞き入れてジョンソン氏を減刑し、最終的には恩赦を与えた。

弁護士を目指した理由について、カーダシアン・ウエスト氏は2019年のVogueインタビューで「何かを成し遂げるのは1人ではありません。何人もの人の力で成し遂げられます。私はいつも自分の役割をわかってきましたが、社会に対して罪を償った人のために闘いたいと思ったんです」述べている。

「システムをもっと違うものにできると思います。私はそれを直すために闘いたい。もっと色々なことを知っていたら、もっとできることがあると思います」

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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