「爆発すればチェルノブイリの10倍の被害」とウクライナ外相。ザポリージャ原発が「ロシア軍の発砲で火災発生」と報告

ロシア側に対して、すぐに砲撃をやめるように訴えました。
ウクライナのクレバ外相(2月23日撮影)
ウクライナのクレバ外相(2月23日撮影)
Pacific Press via Getty Images

ウクライナのクレバ外相は、同国のザポリージャ原発がロシア軍の砲撃を受けて、火災が発生したと明らかにした。

クレバ外相は日本時間3月4日、もし爆発すれば被害は「チェルノブイリの10倍になります」と公式Twitterで警告。ロシアに対して、すぐに砲撃をやめるように訴えた。ツイートは以下の通り。

「ロシア軍は、ヨーロッパ最大の原子力発電所であるザポリージャ原発にあらゆる方向から発砲しています。すでに火災が発生しています。爆発すると(被害は)チェルノブイリの10倍になります!ロシア人はすぐに砲撃を止め、消防士を許可し、安全保障地帯を確立する必要があります!」

【UPDATE】火災はザポリージャ原発の外にある訓練棟で発生したと、ロイター通信がウクライナの緊急サービス当局の話として伝えた。また、現場の放射線の安全は守られていると地元テレビ局に述べたという話も伝えている。(2022/03/04 12:00)

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