急増する新型コロナウイルスの患者に対応するため、イギリスではオリンピック会場にも使われたコンベンション施設を仮設病院に作り変える。
ハフポストUK版によると、仮設病院になるのはロンドンの再開発地区にあるコンベンションセンター「ExCelセンター」だ。
「NHSナイチンゲール病院」と名付けられたこの病院の内側が、公開された。
![今週オープン予定の、NHSナイチンゲール病院の内側。パーテーションで区切られたスペースが並ぶ](https://img.huffingtonpost.com/asset/5e81afc1220000e511b3af03.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
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![](https://img.huffingtonpost.com/asset/5e81afd0230000e9360c7006.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
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![軍の支援も受けながら、進められている](https://img.huffingtonpost.com/asset/5e81b53b230000de0ac8bce7.jpeg?cache=nB9ZQiDRwR&ops=scalefit_720_noupscale)
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![ナイチンゲール病院と書かれた入口](https://img.huffingtonpost.com/asset/5e81aff1240000580ccea8b1.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
Stefan Rousseau - PA Images via Getty Images
イギリス政府は3月24日に、ExCelセンターを仮設病院にする計画を発表した。
通常、展示会や会議などに使用され、2012年のオリンピックでも会場として使われたExCelセンター。広さは87,328平方メートルある。
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政府の発表によると、内側は2区画にわかれており、それぞれに2000人、合計4000人が収容できる。
軍の力を借りながら仮設病院に作り変えられているが、新たに新型コロナウイルスで大きな打撃を受けている航空会社のスタッフを、ボランティアとして雇うことも明らかになった。
ガーディアンによると、イージー・ジェット社はすでに9000人のスタッフに連絡をとっており、その半数は応急処置の訓練を受けたスタッフだ。
ヴァージン・アトランティック社も4000人のスタッフに連絡を取っていて、その半数が同じように応急処置の訓練を受けている。また、雇用されるスタッフには、給与が支払われるという。
応急処置などのスキルをいかしながら、航空会社のスタッフは看護師の指示の下、ベッドのシーツを取り替えるといった医療以外の仕事に従事するとBBCは伝えている。
イギリスではこれまでに、1万9522人が新型コロナウイルスに感染が確認され、1228人が亡くなっている。チャールズ皇太子やジョンソン首相も感染が確認されている。
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