ペンギンだって、プライド月間を祝う。
6月はLGBTQプライド月間。世界各地で、LGBTQを祝うイベントやパレードが開かれる。
イギリスのロンドン動物園では、飼育員たちがペンギンたちの背丈に合わせた可愛らしいバナーを作った。
バナーに書かれているのは「ゲイのペンギンだっている。なんか文句ある?」というスローガンだ。
これは、LGBTQの権利を後押しする団体「ストーンウォール」が使っているスローガン、「ゲイの人たちもいる。なんか文句ある?」へのオマージュとして作られた。
ロニーとレジーの物語
ロンドン動物園には、ロニーとレジーというゲイのフンボルトペンギンカップルがいる。
二匹は、2014年にカップルになった。それから1年後の2015年には、他のペンギンカップルが放棄した卵を温めて、無事に孵化させた。
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生まれてきた子供のキートンを、二匹は共同で子育て。
ロンドン動物園に暮らす同性ペンギンカップルは、ロニーとレジーだけではない。
同動物園には93匹のペンギンが住んでいて、その中にはナジャとジマー、デヴとマーティンの2組の同性カップルも含まれる。
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プライド月間を祝うイベントも開催
ロンドン動物園では、7月5日から3日間にわたってプライド月間を祝うイベントを開催する。
ペンギン以外にも、パンダやシマウマなど、様々な動物の世界で同性カップルが存在することを伝えるセッションの他、ドラァグアーティストが、「自分らしく生きることや、自分を好きになること」をテーマに語る家族向けのイベントもある。
ロンドン動物園は「私たちは、ストーンウォールのキャンペーンに共感しています。そして、動物界でも同性カップルがいるということを知って欲しいと思いました」とBBCに話す。