犬を飛行機に乗せられないと言われた米搭乗客、空港に置き去りにしてリゾート地へ向かう

警察は、空港にペットを置き去りにしないよう求めています

「ペットを空港に置き去りにしないで!」

アメリカ・ペンシルベニア州アレゲニー郡警察が、SNSでこう呼びかけた。

アレゲニー郡警察によると、8月4日午前5時半頃に「ピッツバーグ国際空港内でベビーカーの中で置き去りにされた犬がいる」という通報があり警察官が出動した。

保護した犬からマイクロチップを発見したものの、飼い主には連絡がつかなかったという。

「その後の捜査で、飼い主は犬を搭乗させるためにキャリーケースに入れなければならないと空港職員から言われ、駐車場近くに置き去りにしたことがわかりました」と説明している。

ピッツバーグ国際空港に置き去りにされた犬
ピッツバーグ国際空港に置き去りにされた犬
Allegheny County Police Department

地元テレビ局WTAEによると、置き去りにされた犬は7歳のフレンチブルドッグだ。

アレゲニー郡警察のジェイソン・ドナルドソン氏は「飼い主が適切な入れ物を持っていなかったため、犬との搭乗を拒否されたことが確認できました。犬は置き去りにされ、飼い主は予定通りリゾート地に向かいました」と同メディアの取材で答えている。

犬は警察から州の野犬捕獲員に引き渡された後、動物保護団体「アニマルフレンズ」に保護された。警察は、飼い主は動物遺棄の罪で起訴される予定だとしている。

リゾート地へ向かう飼い主に見捨てられてしまった犬だが、CBSによるとアニマルフレンズにはこのフレンチブルドッグを引き取りたいという問い合わせが殺到していている。

アニマルフレンズは、捜査中であるため詳細は差し控えるとしつつ、犬はスタッフから十分な世話を受けているとコメントしている。

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