アメリカのオークションで5月15日夜、存命芸術家による作品としては史上最高額となる9107万5000ドル(約100億円)で落札される競売があった。
作品のモチーフはウサギだった。
アメリカの芸術家ジェフ・クーンズ氏(64)が1986年に制作した「ラビット」という作品で、クーンズ氏の公式サイトなどによると、空気で膨らませるウサギの玩具に着想したとされ、高さ約1メートルのステンレス製の彫刻。
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全体的に丸みを帯びており、手にはニンジンを持っている。
ニューヨークタイムズによると、オークション大手のクリスティーズがラビットを競売にかけたところ、美術商のロバート・ムニューシン氏が落札した。
ムニューシン氏はアメリカの財務長官、スティーブン・ムニューシン氏の父。
これまで、存命の作家による作品で最も高い値段がついたのは2018年11月に約9030万ドル(約99億円)で落札された絵画「芸術家の肖像画 プールと2人の人物」だった。
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作者は、イギリスの画家でゲイであることを公表しているデビッド・ホックニー氏で、自身と恋人を描いたとされる。
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