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2021年05月12日 13時17分 JST | 更新 2021年05月12日 15時53分 JST

同性パートナーとのペアローン、auじぶん銀行でも組めるようになりました

同性カップルが一緒に住宅ローンを組める銀行が、徐々に増えています

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パートナーと一緒に住宅を購入したい、と思った時に便利なのが、ペアローンなどカップルがふたりで組む住宅ローン。

これまでは結婚した夫婦しか使えなかった住宅ローンを、同性カップルも組めるようにする金融機関が増えています。

ネット銀行「auじぶん銀行」でも、4月23日から同性パートナーと住宅ローンを利用できるようになりました。

同銀行では同性カップルのための新たなサービスを導入したわけではなく、今ある住宅ローンの契約形態すべてを、同性パートナーでも使えるようにしたと言います。 

どんなローンが使えるように?

auじぶん銀行で同性パートナーも利用できるようになったのは「ペアローン」と「収入合算」そして「担保提供」の3つです。

ペアローンは一つの物件の金額を分割して、パートナーそれぞれが契約をするローンの組み方で、お互いに連帯保証人になります。

収入合算はふたりの収入を合わせた金額でローンを組む方法。1人が債務者になり、もう1人が連帯保証人になります。

担保提供とは、所有している不動産を担保として提供すること。例えばカップルの1人が土地を持っていてそこに家を建てる場合、 1人が土地を担保に提供して、もう一人がローンを借り入れるなどできます。

こういったローンを利用することにより、1人の収入だけでは融資が難しくても2人の収入を元に融資を受けられたり、1人の場合よりも多く借り入れられたりします。

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公正証書は必要

住宅ローンが同じように使えるようになった一方で、同性カップルの場合は公正証書の提出が必要です。

公正証書の作成は決して安くないため、同性カップルにとっては利用のハードルが高くなってしまいます。

結婚した異性カップルが住宅ローンを組む場合、auじぶん銀行では住民票などで配偶者関係を確認しています。しかし同性カップルは住民票で配偶者関係を確認するのが難しいため、公正証書が必要になるといいます。

ちなみに東京都渋谷区や港区のように、パートナーシップ証明書発行に公正証書が必要な自治体のパートナーシップ証明書があれば、公正証書は必要ありません。

ただそれ以外の自治体では、公正証書が必要になるといいます。

企業で広がる取り組み

日本では、同性同士での結婚が認められていません。

そのため、民間企業の中でLGBTQの人たちの不利益を無くしたり減らしたりする取り組みが広がっています。

住宅ローンについては、2015年に東京都渋谷区と世田谷区でパートナーシップ制度が導入されて以降、みずほ銀行三井住友信託銀行など様々な金融機関が同性パートナーと住宅ローンを申し込めるようにしました。

中には沖縄銀行のように、パートナーシップ証明書や公正証書なしでパートナーと住宅ローンを申し込める銀行もあります。

auじぶん銀行にもこれまで、「LGBT向けの住宅ローンはやっているか」という顧客からの問い合わせがありました。今後はオンライン申込の性別欄をなくすなどの取り組みも検討したいといいます。