京都アニメーション放火事件から1年。新海誠監督が打ち明けた羨望「なぜこれほど美しいものを作れるのか」

新海監督の投稿に「未来あるアニメーターさんたちの命が奪われることのない世の中であってほしいと今日も思います」と反響が広がっている。
『君の名は。』の新海誠監督(2017年撮影)
『君の名は。』の新海誠監督(2017年撮影)
撮影:安藤健二

京都アニメーション放火事件から1年となる7月18日、アニメ映画「君の名は。」で知られる新海誠監督が追悼メッセージを公式Twitterに投稿した。京都アニメーションのアニメ作品について「なぜこれほど美しいものをあの人たちは作れるのだろうか」と、同業者として羨ましく思っていたことを打ち明けた。 

■新海誠監督のツイートとは?

新海監督は18日正午ごろ、京都アニメーションが制作して、9月18日に公開される「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のポスターとともにメッセージを投稿した。

事件から1年経過しても「未だにどう考えて良いのか分からず、スタジオの方々の痛みは想像も及びません」と綴った上で、「なぜこれほど美しいものをあの人たちは作れるのだろうかと、ずっと悔しく思ってきました」と京都アニメーションの作品へのリスペクトを打ち明けた。

そして、「そんなふうに気持ちを駆らせてくれる京都からの作品を、これからもずっと観たいです」と、アニメーション制作を続ける同社へのエールを送っている。

京都アニメーションの事件から一年です。未だにどう考えて良いのか分からず、スタジオの方々の痛みは想像も及びません。
なぜこれほど美しいものをあの人たちは作れるのだろうかと、ずっと悔しく思ってきました。そんなふうに気持ちを駆らせてくれる京都からの作品を、これからもずっと観たいです。 pic.twitter.com/tr05GwNzak

— 新海誠 (@shinkaimakoto) July 18, 2020

投稿から2時間ほどでリツイート数は5000以上。2万件を超える「いいね」が集まった。

新海監督の投稿に「あの事件がなかったら今頃どんな素敵な作品が生まれていたのだろう、、と考えるとアニメ好きとしてはなんとも言えない思いが込み上げます」「未来あるアニメーターさんたちの命が奪われることのない世の中であってほしいと今日も思います」と反響が広がっている。

■京都アニメーション放火事件とは? 

2019年7月18日午前10時半ごろ、京都府宇治市のアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオ(京都市伏見区)がガソリンで放火され、建物内にいた役員・社員70人のうち36人が死亡、33人が重軽傷を負った

無職の青葉真司容疑者が現場から逃走し、取り押さえられたが重度のやけどで入院。京都府警は回復を待った上で、2020年5月27日に殺人などの疑いで青葉容疑者を逮捕している

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