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2019年12月25日 18時05分 JST

『ドラえもん』0巻が40万部突破。小学館の担当者「スタートがどんなものだったかを知っていただきたい」

四つん這いで走ったり、タケコプター無しで飛ぶドラえもんの姿も。

11月に発売されたドラえもん0巻

2020年で連載50周年となることに合わせて、11月に発売された『ドラえもん』0巻が、1カ月で累計発行部数40万部を突破する人気を呼んでいる。てんとう虫コミックス『ドラえもん』シリーズの単行本発売は23年ぶり。連載開始当時のドラえもんに出会え、大人も子どもも楽しめる内容だ。

ドラえもんは小学館の「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」の6誌で、1970年1月号(1969年12月発売)から同時に連載が開始された。4次元ポケットから出てくる未来の道具をつかって、ピンチを切り抜けるストーリーは、次第に人気を集め、1979年からはテレビ朝日系列でアニメ放送も開始された。

現在では世界的な人気を誇り、単行本も19カ国・地域で発売されている。2016年のリオデジャネイロオリンピックの閉会式では、2020年東京オリンピックのプレゼンテーションとして上映されたムービーにも、スーパーマリオやパックマンなどと並んでドラえもんが登場した。

時事通信社
国際オリンピック委員会(IOC)総会を前に、2020年オリンピックの東京招致委員会が開いたイベントに登場したドラえもん=2013年

ドラえもんのてんとう虫コミックスは、これまで1巻から45巻まで発売されていた。しかし、今回新たに発売された0巻には、連載開始時にそれぞれの雑誌で別々に掲載された6種類の第1話などが収録されている。

それぞれの1話の内容に違いがあった理由について、小学館広報室は「藤子先生が、それぞれの年齢で理解できるようにと描き分けられました」と説明。1巻に収録されている1話は「小学四年生」に掲載版を加筆修正したものだという。

0巻に掲載されているストーリーを読むと、ドラえもんが四つん這いで走るシーンがあったり、タケコプターなしに空を飛んでいたりと、現在知られているドラえもん像とは違うところも多く面白い。

小学館の担当者はハフポストの取材に「ドラえもんの漫画が始まって、ちょうど50年。そのスタートがどんなものだったかを知っていただきたいと考えて、この0巻を企画しました。幸い多くの方に読んでいただき、ドラえもんの魅力に改めて触れていただけのではと思います」と話している。0巻は新書判136ページでフルカラー。発売価格は700円(税別)。