イギリス・ロンドンのユーストン駅で、ホームに停車していた特急列車の屋根の上に猫がいるのが見つかり、救助のため乗客が別の電車で振り替え輸送される出来事があった。
鉄道の運営会社「ネットワークレール」が3月3日、公式サイトでことの顛末を説明している。
ユーストン駅で3月2日午後8時半ごろ、マンチェスター行きの特急電車が出発を30分後に控えて、ホームに停車していた。すると電車の屋根の上に、目を丸くして怯えた様子の猫が見つかった。
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鉄道会社やユーストン駅のTwitterが公開した写真には、猫が運転席の真上でまるまった姿や屋根を移動する様子などが写っている。
猫の安全確保と救助のため、その電車の出発を取りやめて、乗客は別の電車で振り替え輸送された。
猫の頭上には、電車を動かすための2万5000ボルトの電線が配置されており、救助は困難を極めた。
最終的に、車両の屋根の高さまで箱を押し上げて、怯える猫がホーム上に降りられるよう「プラットフォーム」を用意。2時間半かけて無事に救出した。
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この影響による電車の遅れはわずかだったという。
ユーストン駅の責任者は公式サイトで「駅構内にやってくる鳥の対処はよくしますが、猫が屋根にのってトレインサーフィンするのは、着任以降初めてのこと。好奇心が旺盛な猫が命を落とさずに済んで、対応に当たった職員に感謝します」とコメント。
鉄道会社の責任者は「(猫の)大惨事(cat-astrophe)を避けることができてよかった」とコメントした。