これが「ケチャップ火星版」だ。
アメリカの食品メーカー・ハインツが、火星に近い環境でケチャップを製造したと発表した。
Twitterに投稿された動画では、容器に詰められたトマトケチャップが、「火星版」と書かれた宇宙食を思わせるパッケージに詰められている。火星をイメージした背景も映されている。
ハインツはツイートで「火星の土壌条件でケチャップを育てるため、フロリダ工科大学のオルドリン宇宙研究所と連携。結果は?“ケチャップ火星版”」と紹介している。
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ハインツの公式サイトによると、オルドリン宇宙研究所に「レッドハウス」と名づけれた特別仕様の温室を設けて、火星で農作物を育てた場合に起こる状況を再現。その環境下で育てたトマトから「ケチャップ火星版」を製造したという。
ハインツは「このプロジェクトは、火星上だけの話ではなく私たちが暮らす地球において、トマトを持続可能な方法で育てるための知見を深める目的で始動しました」と説明。
プロジェクトの狙いについて、こう説明した。
「この実験を通じて、私たちは得たことをアドバイスしたり、地球上の困難に対する解決策を生み出したりすることができます。土壌をケアすることは我々の重要なミッションで、そこから得た知見を、持続可能な農作物を育てるという私たちの使命を継続することに取り入れます」
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その先に「これからの世代のために、世界で愛されているケチャップを継続的に作ることができるようにする」という目標を見据えている。