アンドレ・レオン・タリー氏、73歳で死去 アナ・ウィンター氏の右腕としてVogueを牽引

彼の死を受けて、SNSではファッション界の重鎮や世界中の多くのファンから追悼の言葉が寄せられている。
アンドレ・レオン・タリー氏(2013年ニューヨーク)
アンドレ・レオン・タリー氏(2013年ニューヨーク)
Daniel Zuchnik via Getty Images

ファッション業界のアイコンとして知られるアンドレ・レオン・タリー氏が1月18日、ニューヨークで亡くなった。タリー氏のInstagramが公表した。73歳だった。

タリー氏は1988年から1995年まで、Vogue誌初のアフリカ系アメリカ人のクリエイティブ・ディレクターとして務め、その後編集主幹として、US Vogue編集長アナ・ウィンター氏の右腕として同誌を牽引した。

多くの著名デザイナーから信頼を寄せられ、新鋭デザイナーを発掘・育成も精力的に行っていた。

彼はVanity Fairなどのファッションやカルチャー誌で執筆を行い、複数の書籍も出版した。2020年に出版した彼の回想録『The Chiffon Trenches』は、New York Timesベストセラーとなった。

また、アメリカの人気オーディション/リアリティ番組『America’s Next Top Model』には審査員として参加し、幅広い層に知られることとなった。

彼の死を受けて、SNSではファッション界の重鎮や世界中の多くのファンから追悼の言葉が寄せられている。

有名デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグはInstagramで、「あなた以上に魂に満ちて素晴らしい人はいません。あなたなしでは世界は少し寂しくなるでしょう。45年間、私はあなたを愛し、一緒に笑いました。あなたの大きな叫び声と友情が恋しいです。愛しています」と述べた。

注目記事