オリンピック開幕前に一部の競技が開始、なぜ?五輪憲章が理由だった

開幕を待たずにカーリングやアイスホッケーなどの試合がすでに始まっています。
北京オリンピック、2月3日に開かれたカーリング混合ダブルスの中国対スウェーデン戦
北京オリンピック、2月3日に開かれたカーリング混合ダブルスの中国対スウェーデン戦
Fred Lee via Getty Images

北京オリンピックが2月4日に開幕する。

開会式での開会宣言でスタートし、2月20日までの17日間の日程で開催される。

ところが、開幕を待たずにカーリングやアイスホッケーなど一部の競技の試合がすでに始まっている。

国際オリンピック委員会(IOC)の公式サイトの「オリンピック日程」のページに飛ぶと、開会式の2日前の2月2日から20日までの日程が表示されている。

昨夏の東京オリンピックでも同様に、7月23日の開会式よりも前の日に、サッカーやソフトボールの試合が開催されていた。

一体なぜか。

これは、オリンピック憲章が関係している。

規則32付属細則で、競技実施期間が次のように定められている。

「オリンピック競技大会の競技実施期間は16日間を超えてはならない。ただし、 関係IFおよび IOC 理事会がこれと異なる期間を承認した場合は、 その限りではない。 その場合、 いくつかの試合および予選は、 開会式に先立ち実施することができる

この規則により、一部の競技の試合が先立って実施されているという経緯だ。

開会式を除く競技実施期間は原則で最大16日間としているが、ここ最近の冬夏オリンピックのほとんどが、開幕に先立って競技が始まっている。2000年以降で見ると、競技実施期間が16日間に収まったのは、2002年冬のソルトレークシティ、2006年冬のトリノだけだった。

競技・種目数が年々増えていることなどから、16日間におさまらなくなっているとみられる。