水や食料を与えられず…シェルターで300匹以上の犬が死ぬ。射殺されたとみられる犬も【ウクライナ侵攻】

ウクライナの動物保護団体が、ロシア軍から解放された町にある避難施設で300匹以上の犬が死んだと伝えている。
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写真はイメージです。本文とは関係ありません
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Anita Kot via Getty Images

ロシア軍の占領から解放されたウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外で、多くのペットの犠牲も明らかになった。

ウクライナ国防省は現地時間の4月2日、キーウ郊外の地域を解放し、キーウ州全域をロシア軍から奪還したと発表。キーウ北西の町ブチャで、民間人とみられる多数の遺体が見つかっている

キーウからブチャより北西にある町ボロジャンカにある、動物保護施設で犬の死体が山積みになっている動画がTwitter上で公開された。

CBSによると、動物保護団体UAnimalsの話として、ロシアによる軍事侵攻が始まった2月下旬から、ロシア兵がボロジャンカを去った4月上旬までの間、シェルターにいる485匹の犬はケージに閉じ込められたままで、その間、犬たちは食べ物も水もないまま放置されていたと伝えている。4月1日にボランティアがようやく建物に入れた時には、485匹のうち150匹を除くすべての動物が死んでいたという。

ウクライナの「自由人権センター」の代表であるオレクサンドラ・マトヴィチュク氏が4月4日に公式Twitterに投稿したのは、床に多数の犬の死体が横たわっている動画で、撮影している女性は涙ながらに状況を伝えている。マトヴィチュク氏は「言葉もありません。ロシア人はキーウ地方で多数の犬まで殺している。一体なぜ?」ともつづっている。

CBSは、ウクライナ内務省顧問のアントン・ゲラシュチェンコ氏がテレグラムに投稿したボロジャンカの避難所の別の動画で、死んだ犬の血まみれの死骸の周りを歩くボランティアに犬が吠えかかる様子が映っていると伝えた

チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキアのヴィシェグラード諸国のニュースを伝えるサイト「Visegrad24」も4月2日、キーウ近郊の町ヴェリカ・ダイメルカで射殺されたとみられる犬たちを映した動画をTwitterに投稿。「ロシア兵は今日、キーウに近いウクライナのヴェリカ・ダイメルカ村から撤退する前に、ペットを殺すことを確認しました。なぜ?これは彼らが『楽しい』と思うことなのだろうか?」と伝えている。

【閲覧注意】山積みになった犬の死体を映した動画と射殺されたとみられる犬の動画(※凄惨な描写が含まれますが軍事侵攻の実相を伝えるため掲載します)