今夜は「フラワームーン」。満月が見えるところは? 名前の由来は?

2022年5月は、今日5月16日(月)13時14分頃に満月の瞬間を迎えます。
ウェザーニュース

2022年5月は、今日16日(月)13時14分頃に満月の瞬間を迎えます。アメリカの農事暦では「フラワームーン」とも呼ばれます。

今夜は北海道や日本海側ほど晴れて、まるいお月さまを楽しむことができそうです。

今夜の天気は?

今日16日(月)夜から明日17日(火)明け方は、本州の南海上に前線が停滞します。

東日本と西日本では、太平洋側ほど前線の影響を受けて、雲が広がりやすくなる予想です。ただ、一時的にでも雲に切れ間がある時間帯もあり、雲の隙間や薄雲越しに満月を見られる可能性はあります。関東や東北南部の太平洋側は雲が厚く、満月を見るのは難しそうです。

一方、前線から離れた北海道や東北北部、北陸西部や西日本の日本海側は晴れて、満月が見られます。

5月の満月、アメリカでは”Flower Moon”

農事暦における満月の呼び方
農事暦における満月の呼び方
ウェザーニュース

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

The Old Farmer’s Almanacによると、アメリカでは多くの花が咲くことにちなんで、5月の満月を「フラワームーン(Flower Moon/花月)」と呼ぶことがあるそうです。

現象おさらい 満月とは

太陽、月、地球の位置関係
太陽、月、地球の位置関係
ウェザーニュース

月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。

そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。

地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

参考資料など

The Old Farmer’s Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_l.cgi

【関連記事】

注目記事