「去年の虫よけスプレーって今年も使える?」「日焼け止めと虫よけ、どっちが先?」アース製薬の豆知識がすごい

「日焼け止めと虫よけ剤、どっちを先に塗る?」「虫よけを塗ったのに、刺されることがあるのはなぜ」といった疑問に、アース製薬が答えます。
ウェザーニュース
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気温が高くなり、今年も蚊などに悩まされるシーズンがやってきました。スプレーなどの“虫よけ”について、普段から疑問に思っていることを虫ケア用品最大手のアース製薬に教えていただきました。

去年の“虫よけ”は使えるのか

去年買って使い切れずにしまってあったスプレーなどの“虫よけ”は、今年も使っても大丈夫なのでしょうか。

「大丈夫です。虫よけ剤(シートタイプやジェルタイプも含む)は、製造後3年は安心してお使いいただけます。未使用・未開封の商品の場合は、ご家庭の室内など、通常の保存状態であれば4〜5年経過していてもご使用いただけます」

使用期限が明記されている虫よけもありますが、何が違うのでしょうか。

「医薬品の虫よけ剤の場合は、使用期限の表示が必須となっています。一方で防除用医薬部外品の虫よけ剤は使用期限の表示は不要となっています」

日焼け止めとどちらを先に塗る?

日差しが強くなってくると、日焼け止めは必須です。迷うのが“虫よけ”と日焼け止め、どちらを先に塗るかです。

「日焼け止めを先に塗り、最後に虫よけ剤を塗ります。虫よけ剤は、腕や足などの露出した肌に、約15cm離した位置からスプレーして、さらに手のひらでムラにならないようまんべんなく塗り広げます。逆の塗り方をすると、虫よけ剤の効果が弱くなる可能性があります」


“虫よけ”を塗ったのに刺されるのは、なぜ?

“虫よけ”を塗ったのに、刺されることがあるのはなぜですか。

「蚊などの吸血害虫は人間や動物が発する炭酸ガス、温度、湿度、匂いなどを認識して、吸血源を感知します。虫よけの主な成分であるディートとイカリジンは、吸血害虫の感知能力を撹乱(かくらん)することで、吸血行動を阻止する効果があります。

塗りムラがあると、蚊などの虫はその部分を感知できるため、刺される可能性があります。虫よけ剤をスプレーした後は、手のひらなどでしっかり塗り広げてください」

“虫よけ”ってどう選ぶ?

ディートとイカリジンを使った“虫よけ”は何が違うのかなど、“虫よけ”を選ぶときの基準はありますか。

「ディートは日本で約60年近く使用され、蚊やマダニなど身近な害虫に効果があるとともに、ヤマビルやトコジラミ、アブ、ブユ(ブヨ)など多くの害虫に効果を発揮します。そのためお買い物やガーデニングだけでなく、屋内レジャーから公園やアウトドア、スポーツ、旅行など、幅広いシーンでお使いいただけます。

イカリジンは、年齢による使用・回数制限がないことで、気になるタイミングで何回でも塗り直せることから、小さなお子さんにも使いやすいと注目を集めています。

ただし、有効成分以外にも添加物が入っていますので、必要な時、必要な量を使用する事をおすすめします。また、アルコール、香料、着色料、パラベン(防腐剤)、界面活性剤などが無添加の、低刺激なものもあります。

虫よけ剤をお使いいただく時には商品パッケージの裏面をよく見ていただき、使用上の注意をよくお読みいただいてお使いください。

虫よけ剤はエアゾールタイプやミストタイプ、ジェルやシートタイプなど様々な剤型がございます。パウダー入りで使用感の良いものや、汗や水に強く流れにくいものもございますので、用途に合わせてお選びください」

次第に暑くなるこれからの季節は、“虫よけ”の出番がどんどん増えそうです。正しい使い方を再確認しておきましょう。

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